川端 彩香 "書きたい生活" 2026年5月9日

書きたい生活
書きたい生活
僕のマリ
『常識のない喫茶店』を今さらながら読んで、どハマりした僕のマリさん。続編&完結編。 前作を読んだ時点で、もう喫茶店で働いてないんやろな〜と思っていたけど、読者の想像を上回るスピードで卒業されていて笑った。私ならネタ集め目的で、週1〜2ぐらいで働きそうなものの、いろんなタイミングが重なったこともあるでしょうが、スパっと辞めて次に進める潔さが羨ましくも感じた。 常識のない喫茶店では、非常識な常連客にバサバサ正論をぶつけていて読んでいたこちらは非常に気持ちが良くて、正論がちゃんと通じる世界(いち喫茶店内だけだけれど)って素晴らしいなと思っていたけれど、外に出るとめちゃくちゃマリさんはめちゃくちゃ繊細で、そのギャップがすごく感じられる本作でちょっとびっくりした。でも人間味が感じられて私は好き。強く出る部分があっても、毒づくことはあっても、人はそう常に強くはいられないよね〜みたいな。 そして「そうですよね、みなさん文筆業一本じゃなくて、働きながら書かれている方が多いですよね、私は甘っちょろいですよね、ああ頑張ろう…」となりました。あの朝井リョウも最初は銀行勤め(でしたよね?)しながら小説書いていたんですものね、いやバケモンかて。いや朝井リョウはバケモンか。 私も頑張ろうと思わされた読了後でした。
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