北本新聞縦覧所 "物語化批判の哲学 〈わたしの..." 2026年5月10日

物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために
人生を物語と捉えるか、はたまたゲームかパズルかギャンブルか。 本書はおもちゃ遊びと捉えて「今」を生きることを一つの解として示していると受け取った。 我が身を振り返ると、物語が溢れる世の中に居心地の悪さを感じながらも、複雑さを物語化し分かった気になることへの魅力に抗えていない。 仕事が忙しければ、これを乗り越えればレベルアップするのでは、とゲーム化して捉え、人生という物語の進展として自然に受け止める。それが楽だから。 「今」を受容するのはありのままの複雑さと向き合うことでもある。それができる自信はない。 しかしながら物語化への警句という思考回路ができたことで、「今」から逃げているのではないか立ち返るポイントが生まれたことに本書を読んだ意義を感じた。 追記 物語化そのものの功罪に関しては『人を動かすナラティブ』がオススメの一冊です。
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