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北本新聞縦覧所
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@kitamoto_juran
ノンフィクション・新書・小説を好んで読みます。埼玉県北本市の小声書房さんの貸棚ブクブク荘の「北本新聞縦覧所」です。
  • 2026年4月10日
    ほんとはこわい「やさしさ社会」
    自己認識が「やさしい」である若い人が増えていると読み、書名が気になったので読んだ。 事例は古いが、問題意識自体は今も通底し、変わらないのではないか。
  • 2026年4月10日
    野村證券第2事業法人部
    久しぶりに読み返した。 前半の野村證券破天荒物語が面白い。パンチのあるエピソードが盛りだくさん。 日経の私の履歴書で「昔は万事おおらかであった」と偉いおじさんが語る武勇伝エピソードを原液で飲ませてくれる。 後半のオリンパス粉飾決算事件に関しては、金融スキームが複雑すぎて頭に入らなかった。
  • 2026年4月1日
    御社のチャラ男
    面白かった。 チャラ男こと三芳部長に対する周囲の独白で構成されている。 そこで描写されているのはチャラ男そのものではなく、チャラ男を軸に周囲が組織・人に影響を受け、影響を与えている様子だ。 最後にはチャラ男のひと突きによって組織が壊れる。しかしその破壊も良し悪しではなく影響に過ぎない。登場人物たちはそれに応じた人生に歩みを進める。 組織の中にいる時も「仕方ない」で多くのことは進むし、組織がなくなっても「仕方ない」で歩むしかない。そんなことを考えた。
  • 2026年3月29日
    調査報道の戦後史 1945-2025
    一つひとつの調査報道やスクープ、それが調査報道の系譜でどんな位置付けであるのかが理解できる。 何かといえばマスコミは悪く言われがちであるし、ジャーナリズム関連書籍を少し齧ると組織ジャーナリズムの負の側面に焦点を当てた文章を読むことが多い。 しかしながら、意思と能力のある記者が日本中で新たな事実を日々掘り起こしていることに本書を読むと気づかされる。
  • 2026年3月23日
    [真珠湾]の日
    [真珠湾]の日
    Twitterで見かけた「この本を読むと、これがあと3年8ヶ月続くのか、と絶望的な気持ちになれる」という感想が気になりすぎて読んだ。 その視点で読んだからこそだと思うが、陸海軍を含む大日本帝国という超巨大組織が、真珠湾攻撃という目標に向かって、個々人の必死の動きが部品の一つとなり、機械的に遂行されてゆく様を観察するような気持ちになった。 『日本のいちばん長い日』の対となる作品として、読んでみてはいかがでしょうか
  • 2026年3月8日
    「恥」に操られる私たち
    「恥」に操られる私たち
    概ね面白く読めた。 「恥」を感じさせられ、「恥」から逃げ出したい解消したいという気持ちを起こさせる仕組みに社会的経済的行動を操られる。様々な事例をもとに、ごく私的である「恥」の感情が社会構造から読み解かれてゆく第5章まで知的興奮を感じながら読んだ。 人種差別主義者やインセルの「恥」の感情を軸に論が進む第6〜7章に違和感があった。 それまでは「恥」をかくことや、「恥」をかかされることを社会構造から解き明かされていたのだが、この2章は「恥」に操られ、差別主義に傾倒し、「恥」を再生産する愚か者たちを突き放した目線で見るような筆致に思えた。 そうした思想に傾倒する人の起点にも「恥」があることが示されている以上、それまでの章と同様に社会構造の方を冷徹に捉える内容で読みたかった。 (章のタイトルからも、別の視座から「恥」を捉える意図があったのも明確ではあるし、それを分かった上でも気になってしまった。また念のため、そうした思想への共感を示す意図はない) 8章以降で、社会運動で「恥」を逆手に取り、弱者の武器として使う事例など、その後も面白かっただけに、どうしても気になった。
  • 2026年3月2日
    訴訟王エジソンの標的
    訴訟王エジソンの標的
    大変面白かった。堀元見が「ガチおもろ本」と紹介する本にはハズレがない。 エジソン、ウェスティングハウス、テスラの3人の天才たちの開発競争と容赦のない法廷戦術そして頭脳戦に続きが気になって仕方なかった。 一見すると小難しい面白みのない話と思われかねないが、主人公の若手弁護士ポールの目を通すことで、電気や法律の専門的な内容もすんなり入ってくる。 こんなガチおもろ本があまり知られず埋もれてるなんてもったいない!
  • 2026年2月25日
    となりの陰謀論
    陰謀論の入門書。「おわりに」が解説付きの参考文献集になっていて、徹底的に入門書を志向している。 陰謀論を唱える者が権力を持ち、唱える陰謀論を放っておくと陰謀論を認めるか否かが権力に従うかどうかの踏絵になる。常識外れであればあるほど踏絵としての力を持つ。 紙幅を割かれていたトランプ大統領の陰謀論政治については、陰謀論者には通じる犬笛を吹くことで絶大な支持を得たとのこと。『福音派』で言及のあったように、何かの信仰や思想のある人に分かる言葉で語りかけ、熱狂的な支持を得ることがトランプ流の選挙戦術であることも見えてくる。 「奪われ感」つまりは被害者意識というのも陰謀論が生まれる大きな要因。『ネットはなぜいつも揉めているのか』においても被害者意識がネット炎上の要因の一つと触れられていた。 被害者意識が現代を読み解くキーワードのように思えてきた。
  • 2026年2月24日
    正欲
    正欲
    人は想像できる範囲のことしか受け止めきれないのかもしれない。その範囲からこぼれ落ちる人のことを置いて。想像力を逞しくしてもあまりに世界は広くて捉え切れない。
  • 2026年2月21日
    謎の平安前期ー桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年
    図書館の返却期限までに読みきれず…。 そもそもの平安期の知識が薄いこともあり、スラスラと読めなかった私のせいです。 しかしながら、平安遷都の意図、奈良時代から宮中での女性の役割や地位が変化していったことなど前半にも面白く読める箇所が多かっただけに、最後まで読み切れなかったことが残念。
  • 2026年2月14日
    「平和国家」日本の軍事を考える
    2026年2月14日(土)毎日新聞書評
  • 2026年2月13日
    中央公論2026年3月号
    二・二六事件はなぜ起き、何を残したのか ▼筒井清忠×髙杉洋平 海軍はなぜ戦争へ傾斜したか ▼手嶋泰伸 「大東亜共栄圏」構想と外務官僚 ――外交エリートたちの「失敗の本質」 ▼熊本史雄 ベネズエラで何が起きたのか ▼坂口安紀 新書大賞2026
  • 2026年2月12日
    知性の罠
    知性の罠
    非常に面白かった。 賢いはずの人、賢い人を集めたはずの組織が時には愚行としかいえないような理由でなぜ失敗するのか。 印象的な点は多々あったが、何かと欧米と比べて遅れてると言われがちな日本の教育を、考える力を育てる好例として取り上げられており、新たな見方だった。 第4部の組織・チームの愚行を掘り下げる章はもう一度読み返そうと思う。
  • 2026年2月8日
    教養主義の没落
    エリートたる大学生は岩波文庫を読み、『中央公論』や『世界』の論考をもとに天下国家を語るものである、という規範意識はサラリーマン文化の興りと地方と都会の格差が縮まったことで廃れた。 『「勤労青年」の教養文化史』や『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が面白かったので読んでみた。 まだまだ私が浅学で理解しきれない部分があったので、思想史的な箇所の理解が深まったら再読したい。
  • 2026年2月5日
    彼女が知らない隣人たち
    外国人排斥がテーマ。読み終えてみるとタイトルの「隣人」という言葉に二重三重の意味が内包されている
  • 2026年2月3日
    サラ金の歴史
    サラ金の歴史
    大変面白かった。一気読み。 サラ金業者向けの団信が登場し、債務者の自殺を厭わない厳しい取り立てが常態化した、という箇所(p161)が特に重たい。カネと人の命が天秤にかけられ、カネが勝つ人間のダークサイドを見せられる。 従業員が豊富な知識を悪用して不正を働いた事例(p275)からは、過酷な労務管理があってもなお不正が起こることへの皮肉を感じた。
  • 2026年2月3日
    中央公論 2026年 2月号
    「横のナショナリズム」時代に必要な国民の物語 辻田真佐憲 トランプ政権を動かす「保守派の抑制主義」 渡部恒雄 「初の女性首相」という左右双方への踏み絵 河合香織 現状変更を狙う中国の戦術を読む 川島真 カナダの英雄グレイ大尉と女川と北極海 山野内勘ニ
  • 2026年1月29日
    日本の保守とリベラル
    大変面白かった。 保守というのは本来、何かの変革に対する対抗軸としての保守であるにもかかわらず、日本では欧米に追いつくための近代化を導入する指導層が「保守」となり、これを革新的理念で批判する側を「革新」と呼ぶねじれが起こっている。 リベラルの本来の意味である「個人主義」や「自立」の意味を福沢諭吉を掘り下げることで明らかにしつつ、リベラルと積極的に対比される概念であり、保守されるべきとされる、日本社会の集団主義についての丁寧な論考も印象的。 理解度5割くらいなので、また読み返したい
  • 2026年1月21日
    イーロン・マスク 下
    イーロン・マスク 下
    工学的な知識がしっかりあるからこその、絶妙なラインでのリスクテイクができている、というのは改めて認識しておきたいとも思った。 人類を救う、効率的利他主義のような思想だからこそ、組織の中では圧倒的な実権を握り、組織が目標のために全力で駆動するように、絶えず「シュラバ」を作り出す、イーロン・マスクの行動原理が読み取れる。 Twitter買収の内幕なんかも面白い。 TwitterをXに変えた話や、トランプに接近しDOGEを率いる話など、続編として読みたい。
  • 2026年1月14日
    イーロン・マスク 上
    イーロン・マスク 上
    トンデモと言えるような父親のもとで育ったことが、イーロン・マスクの性格を決定づけた。 狂人的とも言える働きっぷり、リスクを恐れないどころか好んでいる様が私と同じ人間とは思えない。下巻も楽しみ。
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