
おかもん
@okmn
2026年5月10日
バリ山行
松永K三蔵
読み終わった
読書メモ
テンポの良さに引き込まれ、あっという間に読了。
半年ほど前から本格的に登山を始めた。今の私にとっての登山の魅力は「歩いたことのない道を歩く」ことにある。新たな景色に足を踏み入れることで冒険心が刺激されるのだ。だからそんな自分には、本作のタイトルで主題でもある「バリ山行(正規の登山道をはずれた山行)」はとても魅力的なものに感じられた。自分はおろか、誰も歩いたことのない道を行くなんて……
ひとりで山の中を歩く間は、自分や自然との対峙を余儀なくされる。そのような状況下で私は自分を相対化できるような気がする。日々の面倒ごとや厄介ごとに追われる「街での私」を、「山での私」は客観視することができるのだ。ひとりでの山行とは、人生において立ち止まって深呼吸することなのだと思う。