
Aquaporin
@aquaporinase
2026年5月10日
1973年のピンボール
村上春樹
読み終わった
公共交通機関にいたからか、一気に読んだ。
最初読んだ時にテーマ自体はわかるもののあまり頭に入ってこず、一度あらすじを見て、それからまた一気に読んだ。
他の作品もそうだったけれど、この作品の特徴である、キャラクターの曖昧さや、固有名詞の古さに加え、ねじれを持って進んでいく構造のため、頭に残らなかったのかもしれない。
終わりのシーンは、panpanyaの作品のようであり、panpanyaの場合は絵がねじれを持って進んでいくが、この作品の場合は、話が人格が疲労が物語がねじれていくという違いがある。
その違いに小説としての性質を感じる。
加えて、映画の方が良いのではと思うような話にも思っていたけれど、この匿名性や機械性は小説の方が良いのかもしれないと思う。
音が残るという描写は音を含む作品よりも文学作品の方があっているだろうし。

