ユウキ "一九八四年(新訳版)" 2026年5月10日

ユウキ
ユウキ
@sonidori777
2026年5月10日
一九八四年(新訳版)
一九八四年(新訳版)
ジョージ・オーウェル,
高橋和久
監視社会というよりは全体主義がいかに忍び寄ってくるか、という方に恐怖を覚えるディストピア小説。 ニュースピークという極限まで情報が削ぎ落とされた言語による思考の制限、過去は変え得ると現実に合わせて改変され続ける過去の記録、矛盾したことでも正しいと思い込むべきだとする二重思考、自国民を貧しくさせ愛国心を育むためだけに続く戦争といった、権力者が権力を維持するためだけに国民を縛り付けている社会の仕組みは、現実でもリンクするものが多々ありゾッとする。(今の日本!!!) 主人公が信じた「希望があるとするなら、それはプロールたちの中にある」という言葉(だからみんなで街に出てデモに参加したり、政治の話をしようと思った)、附録と最後の解説で少しだけ希望が見えたが、この希望を頭の隅に置いて現実を生きていきたい。
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