
ユウキ
@sonidori777
ゆっくり読んでいる📚
フェミニズムと植民地主義に関心があります。
- 2026年8月24日
- 2026年8月22日
サハリン朝鮮人ディアスポラユリア・ディン,天野尚樹,宋恵媛読み終わった買った日帝により樺太に移住させられた朝鮮人とその子孫の歩んだ、サハリンにおける朝鮮人社会を追う。 日本、ソ連、アメリカという国々の思惑に巻き込まれ分断された北朝鮮、韓国、そしてその影響をもろに受けたサハリン朝鮮人の帰還への思い、そして次世代たちのロシアへの適応という、社会におけるアイデンティティの移り変わりも興味深いながらも、政治にすり潰される個人に思いを馳せざるを得ない。 柳時郁の15日間の日記は故郷への強い帰還の念が感じられ、その悲痛な願いに胸が痛む。 - 2026年8月11日
- 2026年8月11日
- 2026年8月11日
原爆棄民[増補改訂版]伊藤孝司読み終わった買った被爆者の1割を占める、朝鮮人の人々の証言集。 日本による被爆治療が受けられない苦痛、差別、植民地主義による被害、そしていまだに「日本がすべき」治療からこぼれ落ちている朝鮮民主主義人民共和国の被爆者の証言は忘れてはいけないと思う。 アメリカが大量虐殺をした責任、そしてそれは日本が植民地支配をして戦争を引き起こした責任を問えるのは朝鮮人被爆者だけ、というのと、いわゆる「北朝鮮」との国交回復の一助にもなれたはずだった朝鮮民主主義人民共和国の人々への援護措置は捨て置かれたまま、というのを聞いて、あの戦争に対するまだ果たされてない責任を思う。 - 2026年8月8日
大日本いじめ帝国栗原俊雄,荻上チキ借りてきた読み終わった戦時下、ありとあらゆる状況(学校、疎開先、軍隊、勤労先、銃後、抑留先、戦後…)で起こった"いじめ"をオーラルヒストリーを用いた史料をもとに読み解く。 容易に死に至らしめる"いじめ"は現在でも過酷だが、戦争のもと培養されてきた差別や階級、暴力の手法、そしてその被害によるトラウマが明らかにその暴力の再生産に繋がっていると感じる。 - 2026年8月5日
「あの選挙」はなんだったのか三牧聖子,社会調査支援機構チキラボ,秦正樹,荻上チキ,菅原琢,飯田健借りてきた読み終わった2024年の衆院選、2025年の参院選における有権者の投票行動や政党の動きを読み解いていく。 比例と小選挙区においての支持率と投票率の乖離、投票行動は本当に民意なのか?等、票を多く得た政党=民意を得たとは単純には言い難い複雑な政治行動がみえてくる。 中でも参政党の分析が興味深い。 排外主義のデマとファクトチェックに触れても、デマを信じる気持ちが強まるという結果はなかなかに怖かった。 インターネットでの政治活動がキーになっていくのは肌感覚でわかるが、いかに選挙運動と向き合うか、改めて考えしまう。 - 2026年7月27日
隣人のあなた安田菜津紀読み終わった日本において外国ルーツを持つ人々がいかに理不尽な立場におかれ、排除の仕組みが生まれているかを考える。 入管の「監視アプリ」が一般人にもインストールできるようにされているのは知らず、唖然としてしまった。この国は国際社会の中に組み込まれ、それぞれが人権を持った人間同士で生きていることを、こんなに簡単に放棄してしまう国なんだな、と昨今の状況からも憂いてしまう。 - 2026年7月23日
あなたのルーツを教えて下さい安田菜津紀借りてきた読み終わったコロナ禍で外国ルーツを持つ人々の人生や背景を取材した本。 差別は戦争を導き、戦争は差別を過激化させ虐殺に繋がるので、今こそ必要な「多様な背景を持つ人権のある人間」が共に生きていると思い出させてくれる本です。 そしてやっぱり戦争の影響は大きいな…と思う。八十年経っても、さまざまな場所に影響がある。 - 2026年7月20日
それはわたしが外国人だから?安田菜津紀,金井真紀読み終わった入管で「外国人」の方に起きている様々な人権侵害をやさしい文章とイラストで解説、紹介している一冊。 読みながら「外国人を受け入れない」に固執して、人権というものが抜け落ちている機関が存在していいのか本当に呆れ果ててしまうんだけど…………。 排外主義、「外国人」への差別というものは、国が構造として造り出して煽っているのだな………と怒りが湧いてくる。 移民・難民フェス、いつか行ってみたい。 - 2026年7月20日
国籍と遺書、兄への手紙安田菜津紀読み終わった父が在日コリアン二世だと知り、自分のルーツを探好き旅に出た著者が向き合う、ルーツとは、故郷とは、そして日本における激しい差別、日本が取り残してきた歴史、そして父や兄が死を選ばざるを得なかった社会についての記録。 読みながら、差別のせいで語ることのできないルーツ、家族の物語の断絶は石原真衣の著作についても思い出す。 日本人による激しい在日コリアンへの差別、ヘイトクライムに怒りがわいてくる、本当になんでこんな国なんでしょうね………。 - 2026年7月18日
絶望しかけた女子のための世界史ティチュー・ルコック,鳥取絹子読み終わった女性は家にいて男性に従うのが当たり前だったので、歴史には記載されないーがいかに嘘だったかを先史時代から中世以降はフランス中心に暴いていく。 男性より女性の方が劣っているのが「自然」だから家父長制は「自然」の制度であるという、「自然」は男性が女性から権力を剥奪するために周到に準備された理論だったのも興味深い。 権力を奪われ権利を奪われ歴史に刻まれなくても抵抗を続けた女性たちの存在が、今に至る女性の権利を取り戻したのだなあと希望を見出せる一冊だった。 - 2026年7月17日
- 2026年7月14日
- 2026年6月17日
ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家北海道立北方民族博物館,高島屋史料館TOKYO読み終わった買ったウィルタのゲンダーヌさんと北川アイ子さんが伝えていた私設資料館「ジャッカ・ドフニ」が閉鎖後、東京で開催された同資料館の展覧会の図録。 と思いきや、豊富な写真資料だけでなく、当時の樺太における北方少数民族がおかれた状況の解説やゲンダーヌさん、アイ子さんの辿った人生についての寄稿が豊富でとても勉強になった。国境線に翻弄された人々が確かにいるんだよな…。 - 2026年6月17日
知里真志保の「アイヌ文学」知里真志保読み終わった買った知里真志保による、アイヌ文学の解説書。 とても面白かった!謳の内容自体もかなり面白かったけど自然と神と人間を謳い分けることを体系づけ、それと社会のあり方の変容の考察も興味深かった。 「下痢鯨」がよく出てきて何……と思ったが、わざわざそういう区別するくらいだから食中毒に悩まされてたんだろうなあ。 - 2026年6月10日
- 2026年6月10日
朝鮮短篇小説選(上)三枝壽勝,大村益夫,長璋吉読み終わった買った朝鮮の近代文学10選。 当時の苦しい極貧の農村暮らしや権力から受ける圧力の中での暮らしが描かれている。 解説曰くこの時代からさらにくだると「親日」文学に移り変わってしまうらしいのだが、滲み出る当時の暮らしの苦しさをひしひしと伝える作品が多いのだなあと思う。 - 2026年6月10日
何が私をこうさせたか金子文子読み終わった買った獄中死した金子文子の手記。 幼い頃から大人に翻弄され続け居場所を奪われ、思春期においては虐待や性被害などを経験したふみ子の切々とした記録は痛ましいながらも、読む手が止められなかった。 社会主義に出会って目覚めたというより、 自分が見出した思考の裏付けができたと考えるふみ子の、自分を居場所と探し続けた人生を思う。 権力体制のもとでは居場所が奪われ続けるしかなく、没後100年経った今でもふみ子にとっての世界は変わっていないだろうなと思う。 - 2026年6月9日
国際法で世界がわかる 新版北村朋史,森肇志,田中佐代子,若狭彰室,藤澤巌借りてきた読み終わった最近の国際情勢を国際法に照らし合わせて読み解いていく。どうしてこれが裁かれないの?と疑問に思うところが実はもっと大きな被害を防ぐための工夫だったり、逆にもっと議論を重ねなければ、機能不全におちいるのでは…と思うところもあったり、読んでいて面白かった。
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