一九八四年新訳版

73件の記録
- りんでん@zkoto4282025年7月3日読み始めた今年は村上春樹の長編を全部読む(恥ずかしながら今まで長編を一つも読んだことがなかった)のを目標にして発表順に読み進めている。というわけで村上春樹の前に本家を読もうと意を決して読み始めたが本の紹介を読んだだけでもう気が重い…。
- きよのみ@choge592025年7月3日読み終わった図書館の予約がどんどん来るので購入済みのこの本にはなかなか辿り着けず、やっと読み終わった! Readsでネタバレ表示になってない特大ネタバレを喰らってから明らかにペース落ちたな、、、 あれ以来あまりレビューを目に入れないようにしてる
- book & wine 方方@houbou_enzan2025年6月27日読み終わったもうー、やだー、最悪だー。 三章の胸糞の悪さよ。なにかが崩壊される体験をこんなに読む側にリアルにイメージさせるってすごすぎる。鏡の前に立たすところ、すごかった。
- 白湯@uyas_142025年6月16日読み終わった文体が難しくて読むのに時間かかったけれど、2ヶ月ぐらいかけて読了しました。てっきりウィンストンとジュリアに何か救いがあるのかと思っていたらまさかこんな結末って…… 恐ろしいのは読み進めていくうちに読者の私もオブライエンの言うことがだんだん正論のように思えてくるところで。それだけ現実でもあり得ない話ではない説得力で殴りかかってくる大作でした。間違いなく人を選ぶけど。
- パリパリ@susupari2025年6月8日読み終わった終始迫力があって良かった! やっと読み終わった〜という安心感もすごい 後半2/3過ぎたあたりからムチャクチャおもろい あと、「これってこういうことなんじゃないの?」って思った瞬間に、そのトピックに対するムチャクチャ詳しい解説が来るから、書いた人ムッチャ賢いんだろうな〜って思った そらそうですわ 欧米で超真剣に共産党をやったらこうなるんだ〜と思いながら読んだのですが、解説を見るとどうやらそうではないっぽい!難し〜
- ワタナベサトシ@mizio_s2025年5月29日気になる買った読み終わったなぜまだ読んでない? 恥ずかしい話だが、どうやらブラッドベリ『華氏451度』と混同していたみたい。すぐに購入して一気に読み終えた。 本の厚みのわりにすらすら読める。ぐいぐい引きこまれる。新訳が素晴らしいのだと思う。 言葉を減らす施策「ニュースピーク」が古典ディストピアSFモノとして画期的な発明であることがよく分かった。内容を知らずにカタカナの字面だけで想像していたのは「News peak」で、情報の統制を行う政府が大本営発表的な偽ニュースばかりを報じて大衆を洗脳するのかと思っていたので、まったく間違っていた。「New speak」だったのね。 語彙を失うことが思想の制限に直結し、政府や体制を批判する意思や意欲をも奪っていくという構造は、途轍もなく恐ろしい。何かが間違っている・何かに不満を感じている、と思おうとしても、そのことを考えたり意識するための言葉が奪われているのだから、論理的に考えることが不可能なのはもちろん、行きつくところは意思も感情もない、人間であるとはいえないほどの存在に堕ちてしまう、そんな恐ろしい状態なわけだ。 現実に立ち返ってみると、SNSなどで交わされる短文のやりとりはしばしばコミュニケーション不全を引き起こし、炎上などの不毛な諍いを生んでいる。言葉が足りないせいなのか、文章が読めないからなのか、それぞれ要因はあるだろうが、仮にニュースピークの世界が訪れたとして、我々は炎上を引き起こせるほどに言葉を交わせるだろうか。一切の意欲を失った木偶のような存在になるのではないか。 一方で、現実のちょうど今、好きを言語化する技術を指南する実用書がベストセラーになっている。語彙を増やしたい・言葉を重ねたい・相手に伝えるためにいろいろな表現を駆使したい、という欲がまだあるうちは、オールドスピークにしがみついてどんどん新しい表現が発明・発見・発掘されていくことだろう。『1984』が売れて『好きを言語化する技術』も売れる、この今の現実がディストピア化する直前に踏みとどまっている、一筋の光のようにも思える。
- うめ@yomu310ume2025年5月9日読み終わった解説まで読み終わった。 怖い話だった。ラストどう行き着くのかと思ったら暗いラストだった。でも好きなラスト。最後ジュリアと再会があるから結末が締まってたな。 「どんなことでもーーあることないこと何でもーー言わせることはできるわ。でも信じさせることはできない。人の心のなかにまで入り込めはしないもの」(p256-257)ジュリアの台詞がいい。
- 床月ゆーか@u_ka_40382025年5月6日読み終わったようやく読み終わった…!読書初心者にはなかなかハードルが高かった気がする…。最後の方まで何処かで好転するのではないかと期待を抱いて読み進めていたけど、失意のまま終わりを迎えてしまった。付録と解説であの体制が続かなかったことが判ったのは少し救われた。付録の「ニュースピークの諸原理」はすごく興味深く読んだ。語彙をもっと増やさねばと改めて思った次第。
- 本屋lighthouse@books-lighthouse2025年5月5日読んでほしい最近読まれている本のなかにKADOKAWA版のこれが出ていたけど、個人的にはハヤカワepi文庫のこちらのほうが訳文がよくておすすめです。オーウェルは詩に対するなんらかの期待感、あるいは希望を見出しており、その意図を汲んでいるのであろう高橋和久訳のほうが作中詩が美しい。 本作はSF的設定に関心がもっていかれがちだけど、核心は「いかにして独裁状況は作られ維持されるか」というシステム論にあり、その状況こそが現代社会との類似性を持っている。端的に言えば、各種の貧困状態を意図的に作ること、が独裁状況の構築と維持の肝になる。経済・知識・心身の貧困はそれぞれが密接にかかわっていて、ひとつ崩すと徐々にすべてがダメになっていく。そしてなんらかの貧困状態にある者は、つまり余裕を失った者は他者への配慮や希望を失うし、社会や政治(という他者)へ意識を持つこともできなくなる。すなわち、「分断された個」が濫立する(が当人たちにその自覚はなく、これまた意図的に作られた「愛国心」によって共鳴しているつもりになっている)。各種の貧困=余裕のなさは「憎むべき他者=我々の利益を奪う者」として指定された存在へと向けられる憎悪によって、まがいものの解消をみる。政治によって意図的に作られた貧困が、これまた政治によって意図的に作られた「敵」へ向けられ、ガス抜きだけがなされる(よって貧困の解消にはならないし、そもそも解消されてはならない)。 (独裁=社会主義という図式も正しくない認識なので気をつけてほしい。社会主義という言葉はあまりにも多義的だし、むしろ独裁者が己の権力を維持するために「社会主義(と名指したもの)」を攻撃することもある。このあたりは『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』や『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』などを読むとわかりやすいのでぜひ)
- かみやま@K_tree_4S2025年5月2日読み終わったAudibleにて読了(聴了) 〈ビッグ・ブラザー〉率いる党によって思考までも監視される社会。主人公・ウィンストンは歴史を改竄する仕事に従事しながら党の打倒を夢見ていた。 未読の人には雰囲気のネタバレになってしまうが、読書中、どんどん気分が落ち込んだ。読了後には恐怖すらある。 やけに附録が充実しているのはニュースピークの啓蒙活動なのだろうか。 同志、ビッグ・ブラザーがあなたを見ている。
- きよのみ@choge592025年4月14日読んでる知り合って日が浅い人と立ち寄った本屋で、お互いが人生を変えた本をプレゼンして気に入ったら買う、というゲームをした。 1冊だけ購入したのがこの本。 冒頭は説明が多くてなかなか読み進まなかったけれど、途中から世界観に引き込まれている自分に気づく。
- 清水美穂子@favoriteworks2025年4月9日読み終わった怖くて走り抜けるように読んだ。 リアルな悪夢のようで、ひたすら怖い。 こんな世の中をどうやって生き延びたらいいんだろう、と思う。 1949年にこんな未来を描いたジョージ・オーウェル、すごいけれども、怖い。 恐ろしい世の中になっていく、という展開が、まるでフィクションじゃなく思えるから怖いのかもしれない。 ミヒャエル・エンデの『モモ』や、レイ・ブラッドベリの『華氏451度』の方がもう少し安心して読める。
- あさのめ@asanome0072025年4月6日読み終わったツイッタでよく見るから読んだ。この手の本にしては読みやすい訳だった。 拷問のシーンがしんどい……。ずっと暗いし……。 私が持つ言葉にこの本の詳細な感想を表せるものがないけど、面白かったとは思う。 これが書かれた背景とか作者の思想についての解説がついてるので、それも今度しっかり読んでみたい。
- 清水美穂子@favoriteworks2025年3月25日読み始めた村上春樹の『1Q84』はその昔に読んでいても、ジョージ・オーウェルは読んでいなかったのを、密かにうしろめたく思っていた。 信頼のおける読書の友が読んでいると知って、わたしも読もう、となった。 彼曰く、かっぱえびせんみたいになる本らしい。