
積読山脈
@book_mountain
2026年5月10日
風を飼う方法
小原晩
読み終わった
文章自体は好みだった。
内容は、3人の女性の日常についてなのかな。
全4節中3節目までは、離婚とかがあった彼女たちの鬱屈とした、しかしどこかに灯りを感じる描写を楽しむことができた。
問題は4節目、妙に倫理観に欠けたことをしているなぁと思っていたら過去に彼女が受けたであろう仕打ちが仄めかされた。内容は気持ちの良いものでは全くない。この節でも確かにほんのり光を感じないでもない。でも生憎と私にはそんな内容に対する耐性なんてない。そんな描写が背景にあるとわかっただけで不快感が顔を出してしまう。相性が悪かった。
とはいえやはり文章や表現は好きだった。『風を飼う方法』が自由を手に入れるための方法を暗喩しているのかなと4節目で思った。吹いて欲しいときには吹かない風。思い通りにならないものを象徴していたのかな。好い言葉だ。

