輝くすき焼き "宿命" 2026年5月11日

宿命
宿命
東野圭吾
初、東野圭吾作品。 結論的に言うと面白かったけど、私が知ってる面白さとは違う面白さという感じ。 今まで私は感情で読む小説を好んでたし、無意識にそういうものばかり選んでいたけど、東野圭吾は構造でわからせる面白さだなと。 文学的面白さははっきり言ってほとんど少ない。けれどミステリー的要素で真っ向勝負している。 東野圭吾のこの徹底した文学的要素の排除には視点の置き方があると思っていて、三人称単一だけれど、限りなく神の視点に近い位置取りをすることで小説としてもギリ成り立つWikipediaみたい。 そう考えると東野圭吾作品って映像化しやすさとある一定の面白さを兼ね備えてる。というより、これは小説で読むより映像で楽しむべき作家とも言える。 東野圭吾の小説は小説というより、丁寧に緻密に考えられた脚本の原案みたいなものなんじゃないかと思う。
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