
トラ
@Toreads1234
2026年5月11日
十戒
夕木春央
和歌山の南方にある孤島、枝内島は所有者が亡くなったことで再開発の話が持ち上がる。その下見のために関係者が訪れる。遺族、開発会社、不動産屋、工務店、旧友。すでにミステリーの設定と登場人物が揃っている。
ミステリーを読み慣れていないけど、この本のアイディアは面白いと感じた。
以下ネタバレ
爆弾、十戒(ルールとその追加)という条件のせいで全員の行動が制限される。仮の犯人を仕立てるために、そっちに誘導する証拠を残し、十戒をフルに活用する(そのために設計した)真犯人。
3日で解放される約束だけど、殺人犯との約束って信頼していいのか、この顔を合わせてる中に犯人がいるんじゃないのか、島の外の事情がまずい、など色んなストレスで追い詰められていく。
真犯人との密約、サイコパスっぽい描写とあっけない最後の別れが不穏さを残す。
