
不安定
@unstable_okyt
2026年5月11日
読書実録
保坂和志
かつて読んだ
また読んでる
保坂和志の本を読むと、つい付箋を貼りたくなる。付箋を貼りながらひと通り読み終わって、しばらくして今度は付箋を貼ったところだけぱらぱらと読み返す。初めてこの文章に出会って付箋を貼った時の感動が鮮やかに蘇ってくることもあれば、「なんでここに貼った?むしろこっちに貼りたい」と不思議に思うこともある。読むたびに心動く場所が変わる。
(付箋を貼ったところから引用)
(201ページ)
人にできる人らしい最後のことは祈ること…だ。…叶えられないことが明らかになればなるほど祈りは熱を帯びる、祈りは祈りたりうる、祈りの此性が立ち上がる、…エックハルトは、祈禱したり断食したり善行で祈りを叶えようというのは神との取り引きだ、あさましい考えだと否定している、叶えられないからこその祈りだ、神は人がどれだけ無防備に祈るかをもし見るとしたら見る、そのように祈ることができたならその人はもう何も叶えられる必要はない。


