読書実録

2件の記録
- 読書猫@YYG_32025年2月22日読み終わった(本文抜粋) “死んだ直後、さわってみて、まだ温かいとかもう冷たくなってきたとか言うあの時、そして焼かれる前、焼かれて骨になって出てきたばかりの時、死んで横たわるその人、その人だった骨、あの鉄の箸で取るとカリカリ硬い乾いた音がする、その人も骨も完全な沈黙の中にいるが決してまったく死という一般性の中に飲み込まれない、誰も死一般など考えない、死という一般性は具体的な死体が目の前にないときだけしか考えない、死体が目の前にあるとき死という一般性はまったくない。”