shiori "月がきれいな夜に、誰かに思い..." 2026年5月11日

shiori
shiori
@shiori_417
2026年5月11日
月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
「パートナーがいるかいないかであなたの価値が決まるわけではない」「あなたはあなたでいるだけで完全で完璧」といった言説はこのところよく聞くけど、親世代からの「大人になったら結婚して子供を産むのが当たり前」という価値観の影響を大いに受けて育った世代(私含む)には、理解はできるんだけど本当の意味で腹オチはできてない、ってケースも結構あるんじゃないかと思う。 もし頭と心が完全一致で冒頭に挙げたように思えていたら、それは本当に素敵なことだと思うんだけど、そうでなくてもいいよと、この作品は読者と同じ目線で語りかけてくれている気がした。 この作品の主人公・桃子も「結婚していない、誰からも愛されない自分は足りていない」と考えている。 彼女が「どうやったらそんな自分を愛せるか」を考え続けて、どんな結論に辿り着くのかはぜひ作品を読んでいただきたいのだけど、 その答えをそのまま受容するのではなくて、自分なりに手探りで考えることでようやく、本当に腹オチする自分ならではの答えに辿り着けるのかもしれないなと思った。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved