阿久津隆 "響きと怒り" 2026年5月2日

阿久津隆
阿久津隆
@akttkc
2026年5月2日
響きと怒り
響きと怒り
ウィリアム・フォークナー
追走から職場に帰ってきたジェイソンは雇い主のアールに喧嘩を売っている。 p.431 「もし大丈夫でなかったら」とおれはいう。「どうしたらいいか、あんたは御存知のはずですね」 「大丈夫だって、いってるじゃないか」と彼はいう。 「聞こえましたよ」とおれはいう。「それでもし大丈夫でなかったら、どうしたらいいか、あんたも御存知だっていってるんでさ」 「君はここをやめたいのかい?」と彼はいう。 「それはぼくの知ったことじゃありませんよ」とおれはいう。「ぼくの希望なんか問題じゃありませんや。だけど、ぼくを使っておくのはぼくをかわいそうだと思うからだなんて、考えないようにしてくださいよ」 「なあ、ジェイソン、君はもしそのつもりにさえなれば、立派な商人になれるんだよ」と彼はいう。 「ぼくは少なくとも自分のやるべき事だけはちゃんとやって、ほかの人のことはかまわずにいるつもりでさ」とおれはいう。 ほんとこいつ中学生みたいだなと思う。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved