
Yuyu
@yuyubooks
2026年5月15日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
読み終わった
他人に明かさず抱えている悩みや、推し活の構造や人々の心情の解像度が高い。高すぎる。
だからか、心のうちを見透かされているような、踏み込んではいけない領域を覗いてるような気持ちになり、読んでる途中は何度も「怖い」と思った。
この本はすごい。朝井リョウさん、恐るべし。
途中まではこのタイトルってどういう意味なんだろうと思っていたけど、途中からなんとなく分かり始め、後半でなるほどとなった。
他人の生き方がSNSを介して身近に感じられるようになっている今の時代
私もすぐに他人と自分を比べてしまうし、これでいいのか?私はこれで幸せなのか?と謎の危機感を抱くことがある
そうすると、何かしなきゃ自分を成長させなきゃ、このままではいけない、だってみんな成長してるんだから、と時間を埋めようと駆けずり回ってしまうのは自分にも当てはまることだった
大学に行き就職し、結婚して、子供を産んで幸せに暮らす…みたいな、これまで”正解” とされていた生き方から外れても、それは間違った生き方ではないのに、その正解がわからない。
何を信じればいいのか。
何を拠り所にして生きていけばいいのか。
生き方に正解はないのだけど、それが生きやすい時代のはずなのに、いつの間にか生きづらくなってるのかもしれない。
自他の境界線が曖昧になりやすい時代に生きているのだと考えさせられた。
【2026年20冊目】★★★★★