時間のかかる読書人 "別冊NHK100分de名著 ..." 2026年5月12日

別冊NHK100分de名著 集中講義 夏目漱石
「三四郎」と歩行のゆくえ 野々宮の家を訪れた、と書けば済むところでも道順が丁寧に示される。それを読めば、三四郎が移動しながらキャッチした視覚情報や視線の動きを、読者が体験できるわけです。 そこ場所の選び方にはある特徴がみられもします。三四郎の移動が、「どこかに到達することを目的とするのでなく、点在する複数の場所のあいだをひたすら移り歩き、動き回る」 その理由として、三四郎が東京の中心部から排除されている。排除されているから、ひたすら歩き続けるしかない。
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