かたぎり "推し、燃ゆ" 2026年5月4日

推し、燃ゆ
推し、燃ゆ
宇佐見りん
一度目に読んだ衝撃を忘れられなくて再読 1回目読んだ時は共感という枠組みを超えて読書とは思えないほどの痛烈な体験をして、涙を流して感動するとか、何度も読み返したくなるとかじゃなく、ただただ一人の人生を追体験させてもらったかのような感覚があった 初めて読んだ後はその感覚が強烈すぎて、とりあえず同志を探して、知人に読ませて30分ほど語り合って、note記事にまとめて、それでも興奮冷めやらぬ自分を覚えている 自分の中ではとても刺さる本だった、そう思う だが、他人が読んで同じような体験をするかと言われたらそれは違うと思う 人によっては物語の謎も明かされなければ、主人公の大きな成長を見れるわけでもない為、面白くないと評価されても納得はしてしまう でも、私はとても好きだった もう一度読んでみた感想としては表現が全て鬱くしいとそう思った 漢字を当てるなら「美」よりも「鬱」だと思う、でも私にとってこの本の表現のあり方は私の心を強く動かしてくれるものがある 言葉の一つ一つが美しいのに、表現しているものが鬱蒼としすぎていて、単語一つでどう褒め称えて良いか自分には思い当たらない この本は物語というよりも芸術に近いのかもしれない
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