とうひ
@ohirune_touhi
2022年3月6日
ドライブインまほろば
遠田潤子
読み終わった
ゆるすってなんだろうととても考えさせられた。
一度起こってしまったことはその人がどんなに反省しても消えることはなくて。特に負わせてしまったこころの傷は、外傷のように癒える時期が想定できるようなものでは全くない。
ゆるされたくて必死に歩み寄り続ける他人と、ゆるさなければと思いながらもなかなか受け入れることができないひと。
その関係への正しい対処ってどんなことなのかはやはりわからなかった。
そして当然かもしれないけれど、幼少期にどんな大人が周りにいたかでその人の人生は大きく変わってしまう事を改めて感じた。
憂は来海のことを第一に考えて生きている優しいお兄ちゃんだけど、普通の大人よりも大人な考えを持っていて、暗い闇を抱えていて。ただまっすぐ優しくて明るくて子供らしく生きていけるはずだったのに、そんな風にしてしまったのは周りの大人たちだから。
そして、流星と銀河、芽衣もきっとそう。光の中で生きていけるはずだった。でも闇の中で生きていかなければならなかったのは幼少期の環境のせい。
大人は、近くにいる子供たちに闇を抱えさせてはいけない。幼少期に負ったこころの傷は、その人間1人の人生を大きく狂わせてしまう可能性だってあるのだから。
自分はもう大人という立場だから、もし将来自分に子供ができた時、そうでなくても関わることのある周りの子供たち、すべてを大切にしていかなければと改めて思った。