"闇祓" 2026年3月10日

ひ
@h_iro
2026年3月10日
闇祓
闇祓
辻村深月
久しぶりに辻村さんが読みたいなあと、図書館で最近の本を借りてみた。とはいえ2021年か。人間のもつ闇とそれを祓うものの対立、というわかりやすい構図ではなく、いったいなにが繋がっていくか想像がつかないまま読み進めていった。それが徐々に繋がっていくのが辻村さんの物語の快感。扱っている題材だけに、自分と重ねて苦しんだり、そうはなりたくないと自戒を感じたり、だれもがもつだろう闇を描いて、エンターテイメントとして成立させてしまうことに驚いた。どこにでも闇があるという堂々巡りな結末が日常と地続きに感じられる。
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