りんどう
@rindo-034
2026年5月12日
鹿の王 4
上橋菜穂子
読み終わった
かつて読んだ
読了。
堂々の完結。
ついに邂逅したヴァンとホッサル。そこから明かされる最後の真実。生まれも生き様も全く異なる二人は、互いに何を語り、何を思うのか。
黒い犬を操る者の死。しかし、まだ物語は終わっていなかった。ヴァンとホッサルは、どんな結末を迎えるのか。
命って何だろう。生きるって何だろう。そんなことに想いを馳せさせる鹿の王最終巻。
ファンタジーでありながら、医療ミステリーであり、哲学書でもあった大作を読了。
全体を通して一貫した一つのメッセージがあるというよりは、「様々な生き方をする彼ら彼女らの人生を見て、あなたは何を思うのか?」と問いかけられているかのような印象を受けました。
誰の生き方に共感するのか、誰の生き方に憧憬を抱くのか、誰から強い影響を受けるのかは人それぞれ。
正義と悪のせめぎ合いではなく、互いの信念のぶつかり合い。そういった話が好きな方は、ぜひ一読あれ。
お気に入りポイント
・発病を神のせいにしない。病死を運が悪かったという言葉で終わらせない。そんなホッサルの信念に共感。
・序盤のタイトル回収。さらに終盤のタイトル回収。
・二転三転するテンポの速い展開。
・ラストは賛否両論あると思うが、私は希望を感じさせる終わり方で好きだった。はっきりと記述はしないからこそ、想像の余地があって好ましいと思う。