yomitaos "「面白い!」を見つける" 2026年5月13日

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@chsy7188
2026年5月13日
「面白い!」を見つける
インターネットメディアは栄枯盛衰が激しいが、今も残るデイリーポータルZとオモコロは、やはり残るべくして残っていると思う。一番にあるのは、「やってる当人がいつも楽しそう」という点。クリシェを使わずに、ネタの新規性に頼らず、自分が面白いなと思ったことを書く。どのメディアにもできないことを、ただやり続けてきた人たちだけが残った。 自分はインターネットメディアでの仕事を断念した人間だから、林さんには憧れがある。何せあの「地味ハロウィン」を生み出した人なのだから。 この本では、個人が思う面白さをどう見つけ、人に伝えていくかのノウハウが事細かにまとめられている。そのほとんどは、ネットで検索すれば山のように出てくる、「バズるためのライティングテクニックまとめ」とは逆である。たぶんコンサルが入ったら、すべて却下されるような内容だ。 でも、PV数で価値が決まるようなメディアはほとんどが消えていった。ただでさえ短い歴史しかないインターネットメディア界で、20年以上続いているのはどんなものか。そこに生き延びる術が詰まっていると考えるのは自然なことだ。 いま、日記が流行っているという。デイリーポータルZがやっているも、ある種の日記だと思う。文末を「いかがでしたか? 興味があれば、ぜひ購入してみてください」といったクリシェで締めるつまらない記事ではなく、「このような結論になったが、いちばん印象に残ったのは途中で食べたチョコモナカジャンボだった」という切実な思いが綴られた文章にこそ価値がある。日記をクリシェで書く人はいないだろう。 (p.178より)
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