
さくら🌸
@lily_sakura_
2026年5月13日
ちぎれた鎖と光の切れ端
荒木あかね
読み終わった
第一部では、男女7人が無人島に渡り、その内の1人が6人の殺害計画を企てていたが、ターゲットが他者により次々と殺されていく…という筋。第一部のラストには犯人がわかるのだが、そこで一旦幕閉じ、第二部へ。一部の事件から3年が経ったことはすぐにわかるが、ここで起きる出来事が3年前の事件にどう繋がっていくのか…。めちゃくちゃ読み応えあったし面白かった。小説2冊分読んだ感じ。一部は『そして誰もいなくなった』、二部は『ABC殺人事件』を思わせるようで、なるほどZ世代のアガサ・クリスティーと言われるわけだと納得。犯人が最後に追い詰められて発した言葉に、幼少期から知らぬ間にかけられた呪縛があるなと感じた。
復讐を誓ったのにも関わらず、所々躊躇や情が垣間見える樋藤の人間らしさが、完全な殺人鬼になりきれなかった『十角館の殺人』の犯人を思い出させた。