

さくら🌸
@lily_sakura_
ゆるゆると読書メモ。
♡ ▶︎ 寺地はるな 彩瀬まる 千早茜 柚木麻子 近藤史恵
- 2026年4月4日
そして誰もいなくなった〔改訳新版〕アガサ・クリスティー,青木久惠読んでる - 2026年3月31日
ぬすびと寺地はるな読み終わった友情という言葉とも違う2人の女性の関係。傷つきながら歩いてきた人生を、こんな形で愛おしく思えるなんて素敵だな。「いつだって踊り出せる。」「傷こそが、欠損こそが、その人をその人たらしめる。」(p.191)寺地さんの作品は歳を重ねることに対する漠然とした恐怖とか、呪いとか、そういうものから解き放ってくれる。今作はより強くそう感じた。鳴海がちゃんと怒る人なのも良い。怒るということをせず、許すことができる人を「大人」としないでいてくれる。明るいとか、晴れやかとか、きらきらした物語ではないのに、春の日差しみたいに柔らかくて暖かい。鳴海の、子どもとの接し方も好ましかった。変に取り繕わず、大人同士と変わらない接し方をするからこそ、栄輝は心を開いたんだろうな。 - 2026年3月21日
ヘビイチゴ・サナトリウム【新版】ほしおさなえ読んでる - 2026年3月21日
ぬすびと寺地はるな読んでる - 2026年3月19日
14歳までの犯罪畑野智美読み終わった14歳という、もう小学生ほど子どもではなく、受験勉強にもまだ早い、微妙な年頃だからこその心理描写が良い。でも14歳なんてまだまだ子どもで、悩む必要のないことで悩んだり、学校という狭い世界が全てであるがゆえに空虚さを感じていたりして、この子達が行く先を想像してハラハラした。自分の子どもにこういう思いをさせないためにはどうしたらいいんだろう、という視点でも読んでしまったので、少し苦しいところもあった。そして14歳に手を出す大学生や大人の気持ち悪さ…。でも子どもにはかっこよく見えてしまうんだろうな。騙されないで、というハラハラさもあった。 - 2026年3月14日
14歳までの犯罪畑野智美読んでる - 2026年3月14日
宙わたる教室伊与原新読み終わったあらすじからして、きっと良い作品なんだろうなと思ってたけど、期待を裏切らない面白さだった。実話を元にされてると知って衝撃。10代でなくても、同年代同士でなくても、青春の瞬間ってあるんだな。私は完全なる文系で、理系はさっぱりなのでイメージしにくいところもあったので、そこはドラマで補完したい。藤竹先生の過去の話、研究者になるために道が拓けている人が、日本ではこんなにも限られてしまうのかと、苦しくなった。科学部員達や定時制に通う他の生徒たちにも言えることだけど、学びの機会や向上心を、誰からも奪ってはいけない。その上での藤竹先生の『実験』、そして境遇も年齢も違う科学部員達の研究への熱意に胸を打たれた。 - 2026年3月8日
宙わたる教室伊与原新読んでる - 2026年3月8日
真夜中法律事務所五十嵐律人読み終わったミステリ作品初心者の私からすると、心霊×ミステリというような特殊設定ミステリものはとても新鮮だった。こういう特殊設定って、どこかでほころびが生じそうなものだけど、この作品は死者の世界のルールがちゃんと伏線になっていて、滅茶苦茶感がなく、架空の設定なのに説得力があって面白かった。『法廷遊戯』のときも感じたけど、現役の弁護士をされている作者なので、当たり前だけど法律の描写がリアルで、法曹界の問題点にも目を向けることができる。メインキャラクターも立っていて、これは続編に期待できるし、なんなら連ドラ化にも期待できそう。 - 2026年3月8日
真夜中法律事務所五十嵐律人読んでる - 2026年3月7日
私たちの世代は瀬尾まいこ読み終わった感染症によって青春を奪われた人、未来が変わってしまった人の物語は、共感しながらよく読んできたけど、これはあの頃小学生だった子達の物語。あの感染症は大人たちからも自由を奪ったけど、でも大人はある程度自分の判断で行動できていた。けれども小学生ほどの子ども達は?確かにもっと不自由だったし、その中で見つけた唯一の楽しみすら理不尽にも奪われ、それに囚われて大人になっていく。ただ、それをずるずると引き摺り続けて、暗いトンネルを歩いてるみたいに生きるんじゃなくて、「感染症がなければ普通に楽しいこともあったかもしれないけど、あったからこそ見つけられたね」と笑い合える未来が、それぞれにあって良かった。冴のお母さんの、子どもに限らず近所の人たちと積極的に関わっていこうとするバイタリティが、結果的に愛する娘を救うことに繋がってるのだから素晴らしい。私にはできない。そして冴の、誰1人として子どもを取りこぼしたくないという気持ち、真っ当な大人だなと思った。私にとってとても大切な物語になった。 - 2026年3月3日
私たちの世代は瀬尾まいこ読んでる - 2026年2月28日
陽だまりに至る病天祢涼読み終わったタイトルの意味、なるほどな…切なくなった。もう6年も前のことになったけど、コロナ禍による貧困や、然るべきところに助けを求められないという現状はまだまだこの国で尾を引き続けている。「困っている人を助けなければいけない」という母親の教えや、両親の期待に答えたいしっかり者の咲陽が、クラスメイトの小夜子を救おうと試行錯誤を繰り返すところ、不器用で、当たり前だけど子どもに何かできるわけでもないのに必死な姿が痛々しくて辛かった。子どもに「あなたはしっかり者だから」「いい子だから」と言うことで、そのように振る舞わなくてはいけない・期待に応えなくてはいけないと思わせてしまうことに残酷さを感じた。 - 2026年2月28日
陽だまりに至る病天祢涼読んでる - 2026年2月26日
喫茶おじさん原田ひ香読み終わった純喫茶に行きたくなった。東京の地理は全くだから、どこがどの店なのかとかはさっぱりだったけど、京都の珈琲店に関しては「あ、あそこだな」となり嬉しくなった。バツイチ無職、57歳の松尾純一郎が、前半はあらゆる人物に「何もわかってない」と言われ、後半で「何がわかっていなかったのか」がだんだんわかってくる構成で面白い。読み進めていくうちに、読者としても「この人なんにもわかってないじゃん」となってくる。松尾純一郎という男は、現在の妻と別居中で、会社も早期退職しており(しかも特に仕事ができたということでもないらしい)、毎話やるせなさを実感しているが、純喫茶が彼の憩いの場となっている。しかもコーヒーや料理、店全体への観察眼が意外と鋭い。もっと早くにこの観察力を活かしていれば、店をポシャらせずに済んだのではないか。本当に何もわかっていない。 ナポリタンが食べたくなった。 - 2026年2月25日
喫茶おじさん原田ひ香読んでる - 2026年2月25日
それでも旅に出るカフェ近藤史恵読み終わった待望の続編。今回も良かった。 カフェ・ルーズ、本当に通いたくなる。見たことも聞いたこともない食べ物ばかりなのに、美味しそうなのが伝わる。 ロシア料理が出てきたと思ったら、ロシアのウクライナ侵攻の件についても決してスルーせずに触れる。ただ美味しくてほっとする物語ではないというのが良い。 「分断されているんです。結婚した人も、結婚していない人も、専業主婦も、外で働く人も、子供がいる人も、いない人も、それぞれの苦労があるのに、なぜかそこに社会という大きな壁が立ちはだかって、お互いが理解できなくなっているんだと思います」(p.185.186) こういう、日常生活におけるモヤモヤにもちゃんと焦点を当ててくれている。女性が一人で店を切り盛りすることによる弊害も、今作で描かれていて、決して甘いだけじゃないなと。 スッキリ終わるのではなく、この先もカフェ・ルーズがどこかで営業していると思わせてくれる終わり方なのがいい。続編を期待してしまう。 - 2026年2月16日
それでも旅に出るカフェ近藤史恵読んでる - 2026年2月16日
アナヅラさま四島祐之介読み終わった都市伝説×ミステリーで、大穴の存在や終わり方も都市伝説っぽかったのが良かった。ただ、穂香以外の探偵事務所の2人が、キャラが立ってるにしては全体を通しての活躍が薄かったりするのは気になったし、略語がそのまま文章に使われてるのも粗く感じた。でも、真犯人の動機には納得させられるところがあった。性犯罪者の再犯率の高さを見るところ、そりゃ私的に制裁も下したくなるし、日本の司法の、性犯罪に対する甘さみたいなものに焦点が当てられる部分があった。それも文体がライトなので重くなりすぎずに読めた。 - 2026年2月14日
アナヅラさま四島祐之介読んでる
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