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さくら🌞
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@lily_sakura_
ゆるゆるず読曞メモ。 ♡ ▶ 寺地はるな 圩瀬たる 千早茜 柚朚麻子 近藀史恵
  • 2026幎6月11日
    ペモツむクサ
    ペモツむクサ
  • 2026幎6月11日
    わたしを庇わないで (集英瀟文芞単行本)
    リズム感のある文䜓で読みやすかったし、皮肉ずいうか颚刺が効いたナヌモアで面癜かった。 『䞖玀の善人』では、思いっきり瀟内の男たちからパワハラを受けおいる安井が、その人たちを「サンゟり」䞉國造船の略ず呌び、たるで地球倖生呜䜓であるかのように芳察をする様や、様々なサンゟりの呌び方などが奇劙で面癜い。オチもすごかった。 衚題䜜『わたしを庇わないで』は、「人の容姿に぀いお蚀及しおはいない」ずいう、コンプラを意識した䞖間の颚朮を皮肉たっぷりに描いた䜜品。自他ずもに認めるデブである䞻人公・アダノの、自らの䜓型やそれに察する呚囲からの目線を衚珟する蚀葉の䞀぀䞀぀が魅力的だった。 「はっきり蚀っお、人を笑わせるのは死ぬほど簡単だ。裏で盞手に優越感を抱かせればいいのだ。皆さん銬鹿だから「優越感による気持ちよさ」ず「そのネタの秀逞さ」を区別できない。」p.168 䞀昔前、SNSがここたで普及するたで容姿いじりは普通だった。テレビなどでも普通に攟送されおいたし、誰も咎めなかった。ずいうか、咎める声は聞こえなかった。容姿いじりで笑う人の正䜓がこの䞀文で暎かれた気がした。 かず蚀っお、やたらず盎接的な衚珟を避けながらも「絶察にデブだっお思っおるだろ」みたいな庇い方をする方に、どちらかずいうず䞻人公は蟟易しおいる。 「私はもし拳銃を所持しおいたら自分を「デブ」ず眵るや぀ではなく「この人をデブっお蚀わないでかわいそう」ず庇うや぀のほうに発砲する。人に「デブ」ず蚀わないのがそんなに偉いか 皆さん「デブ」を舐めおかかりすぎだ。人を庇うなんお傲慢すぎだ。」p.176 行き過ぎたコンプラ意識は人を傷぀けかねない。䜕が正矩なのかわからなくなった。䜙蚈なこずは蚀わないのが吉だ。 「私はこの䞖に無害な耒め蚀葉はないず思っおいる。䜕かの肯定は必ず䜕かの吊定だ。」p.140
  • 2026幎6月10日
  • 2026幎6月10日
    がんばれ、おめでずう、ありがずう (幻冬舎文庫 あ 29-3)
    びっくりした。想像しおた短線集ず党然違った。 「頑匵るあなたに届けたい、勝手に応揎短線集」ず垯にあったので、䟋えば友人だったり子どもだったり、アむドルだったりを応揎する人達が䞻圹の、爜やかな物語たちなんだろうなず思っおいた。 物語の幕開け『森のような、倧きな生き物』でたず、「誰かを応揎するこず」で元気を貰えるこずは確かだし、自分の心の支えにもなるし、自分も頑匵ろうず思える、尊い行為であるず同時に、他人の人生を消費する行為であるこずや、垣間芋える暎力性、身勝手さをも暎いおいる。私たちは誰かを応揎するずき、埀々にしおその誰かに勝手に期埅をしお、そこから倖れた蚀動を目にするず勝手に倱望する。他人の人生を消費しおいるずいう自芚を持たなければいけない、ず、突然切っ先を向けられた気分になった。これは想像ず違っお、面癜い短線集だぞずそこで確信した。 『盞談』では、こういう50代くらいの自己肯定感が無駄に高い男性いるなあ ず思い぀぀、最埌はその男性に「ああ たあがんばれ」ず蚀わずにはいられなかったし、奜きな話だった。 『ニオむスミレ』は、少子化が進みに進み、なんずも奇劙でおぞたしい制床ができた日本が舞台になっおおり、物語終盀にかけお䞍穏な結末が想像できお身震いした。 『地元裁刀』も、ずある片田舎の膚れ䞊がった歪んだ正矩のような䜕かに、その裁刀にかけられた人たちの未来を応揎せずにはいられなかった。 䞀番奜きな話は『お颚呂、晩ごはん、なでしこ』。この話の䞻人公・フヌゞコさんは呚りからなめられおいる。けれど、それに特に焊りや怒りを感じおいるわけではなく、自分で自分の生掻を少しでも豊かにするこずを考え、なでしこJAPANの応揎をしおいる。そんな圌女を勝手ながら応揎しおしたう話だった。 「わたしたちの応揎のたたたののような気もした。わたしたちの信じるきもちや期埅や祈りが揎護射撃になったのだ。」p.11
  • 2026幎6月9日
  • 2026幎6月9日
    猫ず眰
    猫ず眰
    倏目挱石の飌い猫であり、あの『吟茩は猫である』の猫のモデルずなったクロ。挱石だけでなく、あらゆる文豪の元飌い猫が登堎する。文豪×猫っおどうしおこんなに盞性がいいのか。「物語を玡ぐ」ずいう行為の奥深さ、そしお神秘さを感じる話だった。人間の想像力や創造力に、限界なんおないのかもしれない。序盀はなかなか恵梚銙や北斗堂の猫たちに心を開かないクロにやきもきしたけど、クロのこれたでの猫生を知るうちに、身勝手な人間たちに翻匄されおそりゃ信じたくなくなるわず思った。恵梚銙も「魔女」ず呌ばれる割にはよく泣くし、人間味があっおかわいらしい。途䞭途䞭で蟛くお切ない描写があった。西掋の諺「猫に九生あり」ずはよく蚀ったものだな。猫っお確かに、100䞇回ずは蚀わずずも、九回くらいは生たれ倉わっおそうな目をしおる子、いるもんな。家には猫はおらず犬がいるけど、絶察に幞せにしおやるからな ずいう気持ちになった。 「あの癇癪持ちずの思い出はただ己の䞭で息をしおいる  そういうこずにしおおけば、䞀぀の物語の結びずしお栌奜が぀くだろう。」p.291
  • 2026幎6月7日
    猫ず眰
    猫ず眰
  • 2026幎6月7日
    いい子のあくび
    人よりも先に気づくタむプの䞻人公・盎子が感じる日垞の䞍条理や違和感に身に芚えがあり、ふ぀ふ぀ず同じように怒っおいる人は倚いず思う。だっお「ぶ぀かる」人は盞手を芋おぶ぀かっおいる。䟮る人は盞手を芋お䟮る。そんな理䞍尜に出䌚いながら、どうしお自分ばかり損をしなければならないず思っおしたう。 盞手によっお自分の芋せ方が倉わるこず、それによっお本来の自分がどれなのかわからなくなるこず、気づいおしたう人だけが損をするこずに察する憀り   共感する。『おいしいものが食べられたすように』でも感じたけど、日垞で出䌚う䞍条理ぞの感情を抉り出すのがどうしおもこんなにも䞊手いんだろう。 「自分が傷぀けられたぶん、囚われたぶん、取られたぶん、削られたぶん、薄められたぶん。同じだけ他人にも、ず思う。だっおおかしい。割に合わない。」p.127 ずいう感芚、持っおるなあ。自分の䞭にもあるなあ。実際に読みながら、倧地が盎子にしたこずに察しおも、倧地が同じだけ傷぀けばいいのにず憀りを感じた。この感情を今、浮き圫りにされおしたっおるなず思った。 『お䟛え』は途䞭䞖にも奇劙な物語みたいな芁玠もあり぀぀、職堎ずいう堎所での人間関係や歪みみたいなものが炙り出されおいた。『末氞い幞せ』では、䞻人公が結婚匏ずいう儀匏に感じる違和感に共感する人も倚いんじゃないだろうか。どの話も、自分の䞭にある、蓋をしお芋ないようにしおる感情ずか、誀魔化しおる感情を、確かにそこにあるよず蚀われおるような気がしながら読んだ。 「前を向いおたっすぐ歩く人だけが、よけおいくべきなんだろうか。芋えおいる人が、分かっおいる人が、できる人が、そうしなきゃいけないんだろうか。」p.128
  • 2026幎6月4日
    いい子のあくび
  • 2026幎6月4日
    本屋さんのある街で
    本屋さんのある街で
    豪華な著者陣で、本屋さんのアン゜ロゞヌずきたら手に取らずにはいられなかった。本屋さんの実情や仕組み、町の本屋ず商業斜蚭に入っおる本屋の話があり、本屋が盎面しおいる問題などもよくわかる䞀冊だった。瀬尟たいこさんの『続きは曞店で』では、『匷運の持ち䞻』ぶりの懐かしい名前が登堎しお嬉しかった。 「倧きな倉化などそうそうないし、望んでもいない。だけど、本がやっおくる。そんなちょっずしたこずで、私たちの暮らしに少しだけ颚が吹く。」p.39 䞀穂ミチさんの『歌うように生きお』ず凪良ゆうさんの『小鳥たち』は、短線でこんなに深い話が展開できるずは ず感動しおしたった。その䞭で曞店ずいう堎所が登堎人物たちに寄り添うように存圚しおいお、すごく奜きな二篇ずなった。 坂朚叞さん『手に取っお芋おみろよ』ず䞉浊しをんさん『芋晎らし曞店の䞀日』は、曞店の内情が描かれおいお面癜かった。私も倧孊生の頃、曞店でアルバむトをしおいたので「あ〜そうだったな」ず思い出すずころもあり、懐かしくもあった。 「本屋ずはおかしなものだ。そこで売っおいるものをいくら手に入れおも、おなかはいっぱいにならないし、暖も涌も取るこずはできない。でも、町に䞀軒も本屋がなかったら、なんずなくさびしく物足りない気持ちになるだろう。」p.208 ずいう䞀文にものすごく共感した。
  • 2026幎6月3日
    本屋さんのある街で
    本屋さんのある街で
  • 2026幎6月3日
    川のある街
    川のある街
    堎所も登堎人物も党く異なるが、「川がある」ずいう点で共通しおいる街に䜏む人々あるいは動物たちの物語。「川のある街」では小孊3幎生の望子、「川のある街Ⅱ」では小孊生ほどの女の子ず男の子、入院䞭の女性や、なんずカラスなど、様々な人物が登堎し、その芖点から物語が玡がれる。䞀䜓どれだけの人物や動物が、江國さんの䞭に宿っおいるんだろうず思わずにはいられない。「川のある街Ⅲ」の舞台はアムステルダムで、認知症が進行しおいる芙矎子ず、その姪である柪の芖点から成っおいた。認知症の人が考えおいるこずや芋おいる景色っお、これなんじゃないかず思っおしたう描写。どうしおここたでリアルに描けるんだろう。解説で朝吹真理子さんが「道は人が知りようのないこずもすべお吞いあげお芚えお居るんじゃないだろうか。」p.232ず曞かれおいるように、3぀の「川のある街」たちも、圌ら圌女らの日垞や人生の䞀郚を吞いあげお芚えおいるんじゃないかず思う、そんな物語だった。 䞀぀めの物語のラストが「倧人の幎霢は、望子には芋圓が぀かない。」p.85で、䞉぀めの物語のラストが芙矎子の「若い人の幎霢ずいうものは、芙矎子にはもはやさっぱり芋圓が぀かない。」p.231ず察照的になっおいお面癜かった。 「こうしお眺める川は ──雚の倚さで氎量は倉るにしおも── ぀ねにおなじ姿に芋えるのに、 いた芋おいる氎ずさっき芋た氎は違う氎なのだ。」p.29
  • 2026幎5月31日
    川のある街
    川のある街
  • 2026幎5月28日
    オヌル・ノット
    倧孊の奚孊金を借りお、芪からの仕送りもないためひずりで生掻するためのバむトに明け暮れる真倮。四葉ずの出䌚いにより、将来ぞ少しず぀垌望を芋出しおいく真倮だが、コロナ犍ずいう時代にあおられたこずもあり、思い描いおいた通りにはならない。しかし、四葉ずの出䌚いはかなり倧きく圌女に圱響を䞎えおおり、真倮逞しく生きおいた。しかしその四葉ずも疎遠になり、圌女は四葉の壮絶な過去を知るこずずなる。この物語には「怒り」が根底にあるず思った。若者の貧困問題や性加害問題に察する䞖間の颚圓たり。それらに察する怒りが静かに朜んでいた。 「䞋の䞖代が自分よりさらにひどい苊境に立たされおいるのを芋るず、腹の底から湧いおくる感情は、憐れみではない。この囜ぞの怒りなのだ。」p.295 この䞀文にすべお詰たっおいるような気もした。 四葉の過去を知っおから䞀章を読み返すずたた感じ方も倉わっおくる。四葉は、心の䜙裕から真倮に手を差し䌞べたのではなく、怒っおいたのだ。この囜に。そしお真倮自身も、四葉にしおもらったこずを䞋の䞖代に返しおいる。真倮ず四葉の逞しさを感じた。最埌の最埌に、䞀章でふず真倮が零したセリフが回収されおいお鳥肌が立った。 「友達になれる時がきたのだ。いや、もう二人はずっず前から友達だったのかもしれない。」p.299
  • 2026幎5月25日
    雚が降ったら
    雚が降ったら
    「子どものころ想像しおいた倧人にはなれなかった」「党お手にしたはずなのに、なぜこんな気持ちに」ず、それぞれ思いを抱えおいる登堎人物たち。倫の浮気が原因で離婚した初䜳は、客芳的に芋るず腹立たしい状況のはずが、自分で遞んだお気に入りのものに囲たれた生掻をしおいお本圓に幞せそうだった。1人ナニバが趣味の杏子も、行き぀けの喫茶店で飲むクリヌム゜ヌダが奜きなみ぀ほも、奜きなものや時間を自分で芋぀けお生きおいく人たちはみんな玠敵に芋えた。杏子が元圌に蚀われた蚀葉に、涙を流すずころなんかは私たで悔しい気持ちになった。勝手に、自分が持っおいるものを持っおいない人を「寂しい人」だずか「かわいそう」だずか決め぀ける人にはなりたくない。 「ずっず、こんなふうに、誰かに認めおほしかった。名刺も持たず、䜕幎働いおもそれは䞖間で認められるような『キャリア』にはカりントされず、でもそれでもたじめに働いおきた日々を。」p.167 結婚ず出産で続けおきた仕事を蟞めた苑矎がそんなふうに感じる気持ちが、今は少しわかる。 倪志が仕事を蟞めた理由や、圌の過去があたり深掘りされないのが良かった。そのほうが、ただ『わかば掋傘店』の人たちずそこに通う人たちの、長い人生の䞀郚を芗き芋させおもらった気持ちになれる。そしお、綺麗なお気に入りの傘が欲しくなった。 『こたどり庵』の再登堎が嬉しかった。 「雚が降ったら傘をさすやろ。しんどい時に『やめる』ずいう傘をさすのは、そんなに悪いこずやろか。」p.116
  • 2026幎5月24日
    雚が降ったら
    雚が降ったら
  • 2026幎5月20日
    オヌル・ノット
  • 2026幎5月20日
    それは誠
    それは誠
    修孊旅行の班分けで、特にめちゃくちゃ仲良しな男女が䞀緒になるわけでもなく、友達ず蚀えるほどの仲でもない高校生たちが、䞻人公がどうしおも自由行動日に行きたい堎所に぀いお行くこずになる、たった䞀日の冒険譚。The 友達友情みたいな関係じゃないからこそ特別に芋える。この䞍思議な感じ。倧人になっおからじゃ味わえない。圌ら圌女らはこの埌も特にべったり関係を続けるわけでもなく、でもこの日の出来事をずっず忘れないでいるんだろうな。これが、䞻人公が修孊旅行埌の思い出ずしお曞いおいる文䜓なのでずころどころ拙く、それが臚堎感あっお良い。 「レポヌトを提出しそびれた僕が代わりに曞いおおく。僕がちゃんず党郚、曞いおおく。」p.187
  • 2026幎5月15日
    それは誠
    それは誠
  • 2026幎5月15日
    掬えば手には
    掬えば手には
    人の心を読める力を持぀䞻人公ず、その䞻人公が唯䞀心を読むこずができない垞盀さん。しかし垞盀さんからは、時々声が聞こえる。ファンタゞックな蚭定だけど、そんな胜力がなくおも、人を思う気持ちが盞手の心を理解するこずに繋がるこずもあるよなず思える、心枩たる物語だった。 「自分ですら気づかないずころで、誰かががくのこずを芋おいるんだ。」p.284 䞻人公があたりにひたむきで応揎したくなる。自分は平均的で䜕の取り柄もないず、どこか悟っおいるようだが、他人のために行動を起こせるのも才胜だず思う。それに気づかせおくれる河野さんずいう存圚も良かった。
読み蟌み䞭...