
A.
@fu_0411
2025年5月14日
タイムマシンに乗れないぼくたち
寺地はるな
読み終わった
感想
気になって買った本。
7篇それぞれここではないところを求めてるような生き方や考え方を持った人たちが主人公。
人はそれぞれどんな環境でも立場でも生き方でも苦しさも辛さもそれぞれに持ってる。
考え方や見方を変えればそれぞれの生き方がある。少しだけ救われるような気持ちになる話が詰まってた🙂↕️
自分らしく、なんて言葉をよく使うけどそれは逆に世界を縛って動けなくするのかもしれないとも思った。
私は深く息を吸って、が好き。
寺地さんご本人の話がきっと元になっている気がして、この経験がきっと今の寺地さんの作品の原点でいつも孤独や思い惑う人を掬い上げる内容を書かれるきっかけになった出来事たちなのでは?と思う。
リバー・フェニックスに憧れる気持ち(今で言う推しの概念)がまだ周りにわかってもらえないこと、彼に救われた日々、その先でまた出会う自分を形成する全てを幼少期の自分に向けて語り掛けてらっしゃる…。
これは10代の頃に読んだらもっと私の心に刺さっただろうなと思うし、これに今出会う10代の子がいたらきっと、大丈夫っていいたい。
今の私にも刺さった。小さな閉鎖された自分の世界はどんどん広がって自分らしくなれる。きっと大丈夫。
あとはコードネームは保留も良かった。集団でいると炙れてしまう気持ちになるの私もあるからかもしれないし、こういう役を演じてるって世界を作り出すところが私もあるので。
口笛も好きだったし表題も対岸の叔父も良かった。
灯台の第三者の役割みたいなのもめちゃくちゃわかる…自我が出る主人公が良い。
口笛は未婚でも既婚でも母じゃなくても大人でも子供でもみんなそれぞれに持ってる苦しみも幸せもあるし、それなのに私たちはなぜ囚われているの?そんな事を言いながらも固定概念を1番持っているのだろうかという問いにハッとさせられる。

