
A.
@fu_0411
2025年2月12日
透明な夜の香り
千早茜
読み終わった
感想
読み進めるたびにめちゃ展開が気になる本だったし、妖しくて不思議な感覚と居心地の良さとかあたたかみもある作品だった。
言葉もすごく素敵だったりあまり普段聞かない言い回しとか諸々すごく素敵だった。
愛着と執着の違い。すんごいテーマだと思うし一香の背負ってるものも割と重い。
香りがテーマなので香りの説明も多いけどどんな香りがするのかな?とかビジュアルとか想像してもすごく素敵で妖しくてどこか触れては行けないようなイメージが湧いてくる。香りが漂ってくる読書体験。
出てくる人たちは秘密を買ったり、言えないものを秘めていて人間の欲や怖さも見えて時々ゾッとするけどそんな感情を湧き立たせる匂いの効果もまた恐ろしく切なく、時には人を救うものでもある。
朔さんと一香の関係性が今後どうなるのか?とか気になるので続編も読みたい。
みんなそれぞれ人に言えない何かを隠し持って生きているし嘘もつくけど朔さんはそれを香りだけで読み取って人の心までも動かしてしまう。その辛さや大変さも計り知れないけど彼の好奇心もまた恐ろしい部分もある。一香や新城と触れ合って人間らしく変化した部分も見える展開が良かった。
さつきちゃんと新城と源さんに救われる。
人はどんなに辛くてもしんどくても、きちんと食べてしっかり寝て健康に働く事が大切だと改めて感じた。
人との繋がり、人の気持ちはわからないし怖いけどそれでも向き合うべき時は必ずある。
家族や人との関わり方、仕事と健康とか刺さる部分もすごくあった。

