透明な夜の香り

201件の記録
- のる@marienoelle2025年8月19日読み終わった香りの描写、料理の描写、垣間見える人の心の動きは好きだったけど、ストーリーの少女漫画ぽさが気になってしまい。自分が小説に求めるものとの乖離があってすっきりしなかった。面白かったけどね
- 苳@ortensia2025年8月18日買った読み終わったかつて読んだ再読。棚いっぱいに並ぶ夏の文庫のフェアを見ると、夏休みだ!という学生の頃の浮き足立つ程の喜びを呼び起こしてくれる。三社三様で棚を見ているだけで楽しい。 古い洋館に住む調香師とそこで勤務をすることになったある女性の話。食べものや植物の細やかな描写のある小説が好きだなと強く思う。続編も気になる。
- 草大福@yadokari152025年8月17日読み終わった前半はミステリ要素にドキドキし、後半はまた違ったドキドキがあり、とても面白かった。 古いけど手入れの行き届いた洋館、薬草畑、ハーブを使った料理、物語と絡みながら描写される様々な香り。浮世離れした雰囲気の朔さんと、主人公の一香の2人も良かったんだけど、源さんと新城がいてくれて、凄く読みやすかったなと思う。特に新城の好感度がだんだん上がって行くのが面白い。 中盤まではシリーズ化して欲しい!と思いながら読んでいたけど、最後の方の展開で「これは続編は無さそう……」と思った。ダメ元で検索したら続編が出てる!嬉しい!でも登場人物がちょっと違うのかしら。なににせよ気になるので読んでみる予定。
- nini♡@stay_with_nini222025年7月25日読み終わったナツイチで直感で選んだ『透明な夜の香り』 誰かにとっての日常の香りが他の誰かにとっては特別かもしれない。と考えさせられた。また香りは確かに存在するが目には見えないから奥が深いとなと感じた。
- ゆいちゃん@yui__arm2025年7月21日読み終わった感想@ 自宅登場人物たちの心が、香りを通して、静かに静かに繋がっていくような物語。どこか歪で、でもとっても純粋な形。 とっても好みだった。ほかの作品も読んでみる!
- あっかんべーわかめ@accanbe_wakame2025年7月19日読み終わった主人公の過去が今の自分と似ていて苦しくて堪らなくなった。私には彼を誇り高い優しい兄でいられるように我儘な妹を演じることしかできない。
- N@r_is_for_read2025年7月7日読み終わったエアコンの音がうるさく感じるような、静謐な空気を持った物語だった。 ずっと読んでいたくて、でも続きは読みたくて。読了後のじんわり染み入る感動を味わいたいと思いつつ、もう読み返したくなっている自分がいる。
- 月の兎@tofusu2025年6月30日読み終わったずっと気になっていた1冊。 匂いを言葉にする、そんなことができるのかと思っていたけれど、本から香ってきているような感覚に陥った。 とても素敵な1冊でした。
- marimo@marimo7012025年5月24日読み終わった無音の中で一気に読んでしまった。 隅々まで繊細な言葉で埋め尽くされ、様々な香りを、知り得ない香りも読んでいる時は鮮烈に感じられたような気がする。 久しぶりに舐めるように文字を追って読んだ。 解説が小川洋子さんなのも納得。
- よぎ@yogietty2025年5月16日読み終わった最初の書き出しがねっちょり感があってあー苦手なやつかもーって思ったら、書き出しだけそうだっただけで最後まで読みやすくて面白かった。 登場人物もキャラ立ちもよいし関係値が変わっていく様だったり、ところどころ怖さというかひやっとしたり、心の中にズンッと重く感じるところもあって、好みの本だった〜。 語彙力も表現力もないので引用等はできないけど、「透明な夜の香り」ぴったりなタイトルだと思った。
- みさき@_msp_2025年5月8日読み終わった心に残る一節私は朔さんの仕事部屋の棚に並ぶ香料瓶のようひなりたかった。洋室の一室で、朔さんの与えるたったひとつの香りを放ち、ガラス瓶に閉じ込められて、濁りのない透明な身体で朔さんの目にさらされていたい。このまま、ずっと。
- 背等体@yomotuhegui2025年4月6日読み終わった本当に瑞々しい香りのする本でした。 言葉の選び方が繊細で透き通っている。一つ一つ大切に読み進めようと思っていたのに一気読みしてしまった。 食事の描写も目に沁みる。 日々の暮らしでは絶対に真似できませんが……久々にハーブティーを飲みたくなった。 過去の傷については自ら語らないことが美しいと思ってしまうのですが、この人の前では隠し立てすることが無意味だからこそ語れて、傷を開示しあえて尚も湿っぽくない関係性になれること、とても良い関係性に思いました。ネタバレを避けての精一杯の表現。 洋館の関係者の関係、簡単な単語だけで表すのは憚られる。良い温度感。 続編?もあるようなので気になって買いました。 文庫化は待てませんでした。
- ただのまめ@tadano_mame2025年4月3日買った書店で気になり、ここで感想見てみたら良さそうだったので購入。『香り』がテーマ…これは刺さりそう。 気になる作品が多すぎて積読増やしすぎたので、本格的に読む期間にしたい。
- オハナ@flower_books2025年3月11日読み終わった200ページを越えてから、ここで読む手を止めるわけにはいかないと思った。本に嗅覚は必要ないのに、ページを捲るごとに立ち上る香りに魅了される。美しさにほんの少しの影がおちる文章は朔さんという天才であり孤独を知っている人間性そのものだと思う。そんな彼が真の孤独ではなく、どんなことも香りで気づく彼に新たな気づきを教えてくれる人たちがいる世界に、読後涙が流れました。
- 萌@macmac_03152025年3月9日読み終わった@ 自宅一香が名付ける声の色や空気の匂いが好きでした。タイトルの静謐さが散りばめられていながら、ラストでは暖かさや光を感じさせてくれるところも好きでした。続きがあるとどこかで見たことがある気がする…!読みたい
- 萌@macmac_03152025年3月8日読んでる@ 自宅第三章(Chypre Note) 美味しそうな食べもの、土、草、最高の香水 想像してお腹が空いたり、想像もつかなくて嗅いでみたくなったり、五感が不思議に刺激される ここにきて人物が少しずつ好きになってきた
- 萌@macmac_03152025年3月7日読み始めた@ COFFEE HALL くぐつ草気になっていた本。薄暗くて落ち着いた場所で読みたくて、くぐつ草へ。思ったよりも人がいて、暖かくざわついていたけれど、物語とカフェを行きつ戻りつできてちょうど良かった。 第二章(Top note、Floral noteという章の名前も美しい)まで読んだ。どしりとした洋館、人物の佇まいが立ち上がってくる文章で、とっても惹き込まれる。物語がどう進むのか、楽しみ
- 藤松@seu_ng162025年3月7日かつて読んだ普段特定の作家さんの本しか読まなかった私が、本屋さんであらすじを読み、惹かれて手にとった本。千早茜さんの作品との出会い。ここまで独占したい、人におすすめしたくないと思った本は初めてだった。 てかもう好きなわけ!恋しちゃってんの!朔さんに!!!
- きいろ@yellowpetal2025年3月6日かつて読んだ大好き。今のところ最愛。 理解されにくい事情を抱えた大人の男女が、異性をというより人としてのお互いを、お互いのやり方で大切にしようとしているのがすごくいい。 ラストに向かう描写で「あーーーーーっ!!!」ってなった。続編の文庫化を待機中。 雰囲気の近い小説ほかにもないか探しているけど、なかなか見つかりません。
- 灯翠@gade_zephyr2025年3月6日読み始めた読み終わった@ 自宅2人の質量のある心はそのままに、だけど纏う香りはいっそう鮮やかに変わっていく素敵な物語。ページからやさしいやさしい植物たちの香りが広がってくるんじゃないかな、なんて思う。思いたい。 感覚に素直になりなさい、と背中を押してくれた物語でもある。
- はこ@hacochan2025年3月6日読み終わった正直女性作家なのに女性が碌な目に合ってなくて、あと女性に嫌悪的な描写が多くて、とってもしんどかった。 一香さんを朔さんが気に入った理由は「従順で感情の起伏が少ないから」だけど、それは彼女の心が壊れていたから。 朔さんと一香さんの関係性で言えば、罰の香りは「手放せることが愛」と言えるけれど、一香さんは忘れていたかったのに。今はまだ向き合えないから心を壊していたのかもしれないのに、香りの影響の強さを知りながら不意打ちで殴りつけるような行為はとても自分勝手。 仮に一香さんが罰を望んでいたとして、それを「自分は彼女に親愛を抱いているのであって、手放すことができる」ことを表すために使うのは違うのでは。 一香さんが準備ができていたか、これで向き合ってさらに壊れてしまわないか、匂いで朔さんにはわかっていたのかもしれないけど…。 それでも一般の人の世界では不意打ちで強烈なショック療法を素人が、いくつかの自分勝手も含めて断行することを好む人はいません。 なんか、、、執着とは自分のことしか考えていないこと、と作中で言っていたけど、「相手のためになるだろうから。執着ではないから、手放せると示すために。変化を見るのが怖いから」って理由は完全に朔側の都合だよね?執着とはまた違うけど、自分勝手なのは変わらなくない?
- 猫@mao10122025年3月5日かつて読んだ調香師の手伝いをすることになった主人公がそこにお客としてやってくる人々の感情に触れ、段々と人間らしくなっていく過程を描いている。 香りは永遠に記憶されるもので、その香りを通じてその人の本質を暴かれ、晒されていくという瞬間瞬間の描写の表現が巧みで、香りが本から漂ってくるような気持ちになった。
- なこ@167otogi2024年12月4日かつて読んだ読了後、カモミールのハーブティーが飲みたくなった。 文章なのに色鮮やかに感じる香りの表現。それらを頭の中でどんな香りだろうと想像しながら読んでいくのが楽しかった。 本から香りがする、素敵な読書体験でした。
- 本の影@toge2024年11月9日読み終わった面白かった。気力のない主人公にはすぐ感情移入する。調香師という仕事は存在しても、このような業態は架空のものと思うのでそのあたりのファンタジー感も良い 当たり前が当たり前でない。優れているから幸せでもない。孤独と再生を押し付けず伝えてくれる。仕事に疲れた時にそっと手に取りたい一冊