透明な夜の香り
496件の記録
- 四季折@sikiori-052026年4月13日読み終わったどうしても読み終わりたくなくて、大事に大事に読んだ。 美しい文章から匂い立つ香りがどれも愛おしい。 自分がどれだけ雑に生きていて、沢山のものを置いてきたんだろう、とつい考えてしまった。 一香のスタンスと変わらない朔の変化もまた緩やかで素敵。 また再読しよう。 香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶される。





- 栞@bird-white-rose2026年4月12日読み終わったこんなにも素敵でこんなにも読むのを止められない、終わりが悲しい、永遠とこの物語を見ていたいと思ったのは初めてかもしれない。 草木の香り、洋館の空気、ハーブやスパイスを使った料理の数々。今の私の生活の中には無いけれど、容易に想像ができた。とてもリアルだった。 主人公の感情描写がフラットなのも、またこの美しい物語の空気を際立たせていると、思った。主人公に共感しすぎず、世界を俯瞰できるような。どこにも自分が入り込めないからこそ。 読みながら、少しでも物語の空気を現実にしたくて、生のハーブを使って料理をしてみた。包丁でパセリやローズマリーを刻むと、一気に心地よい香りが立つ。こんな香りに包まれた生活を続けたいが、アパート暮らしの私には難しい。けれど、また香りに触れたくなったらこの本を読めばいい。


食べるように読む@jojutsu-trick2026年4月6日読み終わった再読お気に入り香りを忘れないということは、その香りと結びついた記憶も忘れないということなんだ。 ある人にとっての香りは、眠らせたはずの記憶を呼び覚ます。それは凍りついた心を溶かす良薬になり、制御できない感情のタガを外す劇薬にもなりうる。 香りの描写も美しいが、お料理の描写が本当に美味しそうなのが千早先生らしくて大好き。



余白@moon_2026年4月3日読み終わった本から香りがしてくるみたいだった。 人の欲望とかドロドロした部分もあるけど、すごく落ち着く綺麗な文章で読みやすい。 私も朔さんのいる洋館でみんなと過ごしてみたいな💭

- まなみ@manami2026年4月1日読んでる(p60まで) ちょっと変わった擬音語がちらほら… 「もすもす」とデニッシュの菓子パンを咀嚼してたり、「さりさり」と焼き立てのトーストにバターを塗ってたり。 あと、作者さんが小学生時代の大半をアフリカで過ごしていたという経歴に少し驚いた。 海の底という表現は聞くけど、水槽の底というのは、シンと静まり返ったちょっと神秘にも似た静寂さではなくて、なんとなくそこに鬱屈さみたいなものが表れているような気がする。季節的にも現実問題、湿気が溜まってもあっとその部屋の空気も停滞してそう。 注文の多い料理店に例えるの可愛い。
クスリ@Huhuhu_08092026年3月29日読み終わったずっと気になってた作品! とにかく美しくてスッと馴染むとても好きな文章でした。 すごく良かった…レビューで朔さんに恋しそうになるって 聞いてたんだけど本当だった…危ういところでしたね。 人との関わりによって価値観が変わる系のお話が大好きで…! 思わずイッキ読みしてしまいました





ひなあられ@03_o02026年3月29日かつて読んだ感想当時読んでいた時の感想を載せてみようと思う。 千早茜さんの書く文章って、なんでこんなにも鮮明で透明でうつくしいんだ??? おだやかに流れる川の流れのようにするすると文章が頭に入っていくのに情景描写の緻密さや綺麗さは欠くことがなく、ひとつひとつ文字を追ってくことに楽しさを覚えるしすごく引き込まれる。なんだろう、お琴みたいな細くて繊細な弦をなぞるみたいな、心地よい音色を奏でるみたいな文章、すごく好き。 それぞれのキャラの塩梅がいい。 一香を取り巻く登場人物全員何かしら特徴的なものがあって、なのに、一香が1番まっさらな気がする。朔も灰色がかった感じ 朔と一香の灰色さのせいか、新城がすごく人間味溢れてるように感じる 朔の利きすぎる鼻って限度を超えればファンタジー!人類を逸した人!もはや人外では?になってしまうけど、ただ能力だけに頼ってない朔の芯のある感じが説得力があっていい 自惚れてない感じ 描写の仕方がすごくいい 驕りも謙遜もしてない、ただただ自分のやることをやっている感じがある 人間味のなさと、明確には記されてないどこかから漂う人間っぽさの混ざり具合がいい 人間っぽさというか、人間特有の泥臭さみたいな....ハッキリ顕著に出てる訳では無いけど、なんかそんな匂いを感じる 人間というにはあまりにもすごすぎる能力を持った人だけど、なんだろ、人間の上位互換という感じ citrus noteあたりまで読んでのそれぞれの印象 なんかもう全員愛おしい。なんか、好きなんだよなあ。一香視点で語られることが多いのにいつの間にかそれぞれに感情移入してしまう。朔が見極める欲のうすさ香りの静かさが一香にそのまんま出ているのだろうか。そう思うと、香りのうるささ=登場人物の生命力の強さな感じがしてる。そこまで書き分けられて、たやすく想像を呼び起こさせる千早茜さん本当に何者???新城の人間っぽさが好きだし、朔はほんとうに冬の海が合う。けど一香とはちょっと違うんだよなーー!!似てるけど同じじゃないんだよなーー!!なんでこんなに書き分けられるんだ??(2回目) みんなそれぞれ背景はあったり人間のどろどろしたところは出ているのにえぐみがないのが凄い。綺麗な情景描写に打ち消されてるわけでも相殺されてるわけでもないのに、文章自体にえぐみを持っていない。だからあんなにするする入ってくるのかなあ。 この小説を読んでると香りの情景描写を頭で思い描けて、その時の世界に入り込んだような没入感が好き。この小説を読むのが好きで結構あっためて読んでるし、入り込めるように最高の状況で読んでいる。だからめちゃくちゃ読みたいのに読み終わるのが悔しすぎる。 200ページに入って、思い返してみればこれまでたくさんのお客さんがでてきた。けど、その読んできた分のボリューミーさに満足感を覚えるというか、満腹!なんだけど、多分この本は次読んだ時もまた同じように新鮮な満足感を与えてくれるんだろうなと思っている。まだ読み終わってすらないのに。もう次読み返したときのことを考えている。 ラストまで読みました。 んまーーーーーーなんですかこれ。神すぎる。わたし千早茜さんのこと好きになりそう なんか、ほんとに、よかった。私の好きな終わり方でした。めっちゃ好き。 last noteにかけて一香が人としてどんどん香りを増していく瞬間のぐらつきというか、今までがまっさらすぎて急激にウォッ匂い激強!みたいな混乱があったんだけど、それを受けての一香の怒涛のフラッシュバック、朔の元々離す予定でしたみたいにひらりと手を離すところがほんとじれったくて。 うっ、って一香の過去に引き込まれるくらいには、回想シーンの情景描写が巧みすぎる。一香が朔の一言でハッと目を覚ましたように、私もそこでハッとなった 解雇されたときも、やっぱり嘘をつかないようにいようとした一香の潔さというか、誠実さというか、まっすぐさが好きだった。 あのときになんで、ねえ、どうして、朔さんって縋っていったら結末は違ったんだろうなあ、とか、けどそもそも朔はそれを望んでなくて、一香もそれがわかっていた、っていうのがなんか、なんか......あとがきにもあった「一香は"気づける人"」というのが本当にそうだなって思った。 一貫して気づける人であっていたところ、あろうとしていたところ含めて一香のことが好きになった。 日々を通して朔の一香への思いが膨らんでいくところ、そんなところは未熟なところが、どこかちぐはぐでいじらしくて、もちろんかわいい!だけでは全然済まないしそれほど単純じゃないんだけど、「あなたがいなくなってから紅茶の味が違う。香りは変わらないのに」って、さ、もー! もーー!!😭 終わり方がよすぎる。最後の時も思ったけどふとした時の新城の鋭さが光る瞬間結構すきでやるやん新城、と勝手に肩を小突いています あとはやっぱり源さん好きだったなー。源さんの生きてきた時間分知っていることが多いような、やわらかくもどっしりした感じが安心感。 最後の方の源さんに別れの挨拶をする一香のところで、みんなは何も変わってなくて変わったのは私のほうだ、みたいに言ってたところ。 これまで物語の中で日々を重ねてきて、物語が進むにつれて登場人物の解像度も影のぶぶんも深くなっていっていたから一香がきて彼らがだんだん変わりつつあったのか?とか思ったりしたけど、一香の言うように、変わっていったのはこちら(読み手側、一香側)の方で、向こうは物語の出会った当初からみんなあんまり変わってないんだよなあ。。(一香に心を開いたのはあるとしても) なんか、朔も一香も新城も源さんもみんな好き!の気持ち こんな神作品と出会わずに今後人生過ごしてたかもしれないと思うとそんなの勿体なさすぎる。やっぱりこういう感動的な出会いがあるから読書って辞められない あと、あとがきにあった朔は儚さゆえの危うさってのと、それが一香にとっての不愉快になりうるかと言われたらそうではないところ、この表現を借りさせてもらうと、ほんとうにそう。と頷きまくった 今ラストの展開読んだばっかでそれぞれの登場人物がどんな人で終わったかはめちゃくちゃはっきり覚えてるんだけど思い返してみれば読み始めた当初と全然印象違うなって思う そう思うと、一香がきて皆何かしら変わりつつはあるのだろうか......一香がいなかったころの洋館の様子を知らないからなんとも言えないけど、みんな一香の事好きなんだろうなあとか思ってる。 とても素晴らしい作品だった。




れち@retimiracle2026年3月26日買った読み終わった香りに包まれる物語 ―『透明な夜の香り』を眠れない夜に読んで 眠れない夜だった。 だからこそ、『透明な夜の香り』を読むにはちょうどよかったのだと思う。 静まり返った時間のなかでページをめくるたび、物語は読むものというより空気のように身体へ入り込み、読み終えたあとも世界の濃度だけが静かに残り続けている。 丁寧に作られた料理、手入れされた家、軋むドアの音を聞いては油をささなくてはと思う何気ないシーン。洋館での暮らしはどこかアナログで、アンティークの時間を生きているようだった。庭のハーブや花を生活に取り込み、その効能を知り、香りと共に暮らす姿に強く憧れた。 イチゴとミントのスープとパン。 烏龍茶と金木犀のジュレをのせたミルク寒天。 庭で採れたトマトを煮たケチャップ。バラのジャム。 味を知らないはずなのに、香りだけで豊かさが伝わってくる。 物語を読んでいるのに、人生の手入れの仕方を教わっている気がした。 香りによって多くを理解してしまう朔の落ち着きと冷静さには、世界を見通せる人への憧れがある。一方で、新城のおおらかさが均衡を保ち、三人で出かける場面には問題を抱えながらもどこか家族に近い信頼関係があった。 主人公・一香の素直さと抱えた傷。 変化を恐れ、嫌われる前に自ら距離を選ぼうとした朔の幼さ。 繊細なのは朔だけではなく、一香もまた同じで、彼女は終始、朔の状態や気持ちを慮っているように感じられた。 朔の住む洋館とは、まったく正反対の存在として兄が登場する。 整えられた生活とは対照的に、カップラーメンや菓子パンに囲まれ、昼夜が逆転し、外へ出ることもなく、依存的に閉じた生活を送る姿。 その描写は決して特別な誰かではなく、現代のどこにでも存在しうる現実として置かれている。 だからこそ読者は、ほんの少しでも自分の生活と重なる部分を見つけた瞬間、ぎくりとするのではないだろうか。 香りに満ちた洋館の暮らしが「理想」だとすれば、兄の生活は「断絶された感覚」の象徴のようにも見える。 香りを感じる余裕を失ったとき、人は世界との接続まで失ってしまうのかもしれない。 依頼人たちがそれぞれの願いのために香りを求める構造は、人の願いが千差万別であることを静かに示している。 香りは個人的でありながら普遍的で、多様性そのものの象徴のようだった。 「香りは永遠に記憶される」 ある香りを嗅ぎそれを受けとる側としても、また発する側としてもきっとそうなのだろう。 誰もが自分だけの香りとして記憶されていくのだとしたら、私はどんな香りを残して生きているのだろうと考えずにはいられなかった。嘘の匂いだけは嫌だなと素直に思った。 人は出会うべくして出会うと言われているようだ。 もしそうなのだとしたら、私たちは言葉より先に、互いの香りによって選び合っているのかもしれない。 取り調べで無数の匂いにさらされ疲弊した朔に、一香が自分の手のひらの匂いを嗅がせる場面が印象的だった。 「香りは再起動のスイッチ」 それは動物的でありながら極めて人間的な行為だった。 AIがどれほど進化しても、香りを自在に扱い誰かを思う行為は人間にしかできない。その矜持が、この作品では宣言されることなく静かに香り立っている。 香りは、フリーズした脳を再起動させる。 現代では「自愛」や「自己肯定」が声高に語られるけれど、この物語はそれを理念として説かない。ただ生活の具体的なかたちとして差し出してくる。その静かで実践的な提示の仕方に品格を感じた。 源という人物が後に製薬会社の社長だと明かされる構成も印象深い。一流とは自らを一流と語らないものだという思想が、登場人物の振る舞いそのものに宿っている。 終盤、朔が「香り」ではなく「紅茶の味が違う」と告白する瞬間。 それは感情の変化を受け入れた証のようで、香りという能力を越えて人として変わろうとする姿に見えた。 友人の存在もまた美しい。すべてを理解しなくても、問い詰めなくても、ただ変わらず受け止め続ける関係があることを教えてくれる。 そして読者が本を閉じ、自分の部屋へ意識を戻したあとのことまで、作者は見通しているのではないかと思った。 余韻こそが香りの本領だと言わんばかりに、この作品は読み終えたあとから作用し始める。 部屋を整えたくなる。 生活を少しずつ手入れしたくなる。 料理を作りたくなり、身体を冷やさないようにしようとか、よく眠れるように過ごそうとか、日常の選択がやさしく変化していく。 私もそう生きてみたいと思った。 香りを選ぶように、日々を丁寧に選びながら。 現代人が抱える不安や疲労に対して、「自分を愛そう」と声高に叫ぶのではなく、暮らしそのものを整えるという具体的な提案をそっと手渡されたようだった。 読み終えたあと、部屋の空気が少し違って感じられた。 物語は終わったはずなのに、まだそこに居たかった気持ちのまま、目は自分の生活を映し出し、あの香りの余韻を投影したくなる。 眠れなかった夜は、いつのまにか静かにほどけていた。



- すいか@w-melon042026年3月22日読み終わった本を読んでいて、香りを感じるのは初めての体験だったような気がする。朔の纏う雰囲気と紺色の声、物語全体の空気感、全てがこの本のタイトルを表しているようで、とても良かった。何度でも読み返したい。





鷲津@Washizu_m2026年3月20日わたしの本棚たまに、ぱたりと本を読めなくなることがあります。たいてい原因は分かっているのですが… そしてしばらくすると、必ずまた本が読みたくなる…少しずつそんな気持ちに変わってくる時は、行きつけの本屋さんに足を向けます 大きく感情を揺さぶられたくない、静かな気持ちのまま読みたい…そんなことを思いながら、文芸の棚を物色し出会いを求めます そんな時に出会った一冊。最初の数ページを読んで、これだと思いました。行間から花の香りが漂い、とても気持ちが落ち着く…そんな錯覚に落ちました 自宅の本棚は私の薬箱 そろりそろりと読書を再開したい時にそれに応えてくれる一冊






五月晴@satsukibare2026年3月15日読み終わったわ〜〜〜とても良い小説を読みました。 一人の人間が過去と向き合い立ち直っていくのは、見ていて勇気というか生きる希望をもらえますね。 それから、今まで抱いたことのない感情を抱くようななった人間を見るのも趣深いですよね〜。 儚くて危うい気配を纏っている朔さん、めっちゃメロい。 出てくる登場人物もみんな好きになってしまった。 やっぱり千早茜さん大好きだ〜シリーズ追いかける!!



栞@shiorinna2026年3月13日買った読み終わった千早茜さんやっぱり好きだぁ〜! 静かで優しくて温かい物語。 素敵な香りをまとったり、身体に優しいものを取り込みたくなる。 朔さんや新城さん、源さんとゆったり過ごす日々もこれから変化していく一香の姿もずっと見ていたい。









- まなみ@manami2026年3月9日気になる千早茜さんの作品を何か読んでみたくて、タイトルも詩的で素敵だし、最近上橋菜穂子さんの『香君』を読んだので、「天才的嗅覚を持つがゆえの孤独」というあらすじもあいまってとても気になっている。

田村@tamura18542026年3月7日読み終わった文章がきれいで、ずっと浸っていたくなるような文章だな、と思った。作者さんの他の本も読んでみたい。 新城と朔さんの関係が好きだな、と思った。新城は新城で朔さんを心配したりするし、朔さんも新城のことを疎ましく思っているわけでもない。たぶん、信頼している、気のおけない関係なのだと思う。 恋をしているのは朔さんの方なんだろうな、と解釈した。手放したくない、隣にいてほしい、でも変わってしまうなら、離れていってしまうかもしれないなら、自分から手放そうとするところが、その感情に初めて触れたといった感じで愛おしい。 反対に一香さんは朔さんに恋をしているわけではなく、しかし大切で隣りにいると穏やかで、離れると悲しいし寂しい。彼のために何かできることがあるならやりたい、といった感じで、朔さんを愛しているんだろうな、と思った。





にこ@ikko_nico_sanko2026年3月4日買った読み終わったタイトルだけ見て読み始めたので、もっといい香りのうんちくいっぱいの話かなと思ったけど、感情の香りとかそういう表現が多め。いい香りとよくない香り(こっちのほうが多かったような…)、夏でもなんとなくひんやりした空気を感じる。朔さんと一香ちゃんくっついちゃうんかな…って思ってたけどお友達エンドでよかった。新城と源さんがいいキャラしててすき。続編も読もうかな。しかしいくらずば抜けた才能のある一風変わった人でも食事中に尿の話をする男、いやすぎる…
アシタカ@ashitska-hiko2026年2月28日読み終わった言葉からこうも香りというものが立ち昇ってくるのかと驚きつつ、これまでに触れてきた本物の少なさに気づかされる。いかに繊細な描写も、知らない香りを立ち昇らせることはできない。もっと本物に触れたい、もっと世界を感じたい。目と耳だけでなく、全身で。


パン·オ·ショコラ@mw11222026年2月20日読み終わった借りてきた文章から匂い立つその怪しさ。繊細なようでいて、鼻から香るその香りは真実でいて時に嘘の香りもする。ここまで、文章から香りを思い浮かべてしまう小説はないのではないのだろうか。 解説の小川洋子さんが素晴らしくて、私がこの小説を読んでもどかしく思う感情をさらりと表現されていて、あぁ、素敵だなぁと思った。 『彼との時間を私はいつか忘れてしまうのだろう。私は記憶のひきだしを自在には開けられないから。』








はづき@stray_night2026年2月12日読み終わった再読。 この世界に浸りたくて。 美しくて脆くて、その感想は変わらないんだけど、 最後に朔に紅茶の味が違うと言われた一香が、 友達としてお茶入れにいきますよと言ったのが謎。 朔もそれで満足そうだし謎。 だって、普通に考えると友達ならお茶入れに行くのはたまにだし、それなら、普段は美味しい紅茶飲めないわけでそんな生活で我慢できる?というのと、今は市販のシャンプーとか使っちゃってるけど抵抗ないの?とか疑問いっぱい。 もしかしたら続編読んだらもっと解像度高くなるのかもなー。 単行本買うか迷う。 追記 シャンプー問題は赤い月の香りで解決。




らいと@mina222hi2026年2月12日読み終わった夜の空気のつめたさと朔さんの穏やかな鋭さが重なる気がする。 偽らずに本当の自分でいられることへの安心感と、少しの怖さがある。 洋館に流れる穏やかな時間は、読んできたどの本の雰囲気よりも好きかもしれない。 「香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶されるから」 それは複雑で残酷で、儚くて美しい。


- ネロ@like_like_nero2026年2月8日読み終わった数年振りに本が読みたくなってネットで探していたときに出会った本。 ほの暗さや空気感が、この本の装丁に大好きな「流浪の月」とどことなく近いものを感じたので読書リハビリの一発目に良いかもと読んでみている。 自然や感覚の描写が多い本が好きなので、これにして正解だったかも。読み切りたい。 読了した。穏やかに淡々と進んでいく物語がとても読みやすかった。 私は香りにとことん疎い人間なので物語に出てくるほぼ全ての香りを知らないはずなのに、描写が繊細でまるでこちらにまで香ってくるようだった。思っていた以上に料理の描写が出てきたのでお腹も空いた。 読んで良かった。優しい物語だった。



知的な人になりたい04@rniii2026年1月30日読み終わったー香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記録されるから 誰もが永遠を持っているんだけど、なかなか気づかないんだ。その引き出しとなる香りに再び出会うまでは P55-56- mnm@mnm_ao2026年1月29日読み終わった久しぶりに千早茜。彼女のTwitterは見ているけど、かつて読んだ本で文体がそんなに合わないと思っていたけど、想像よりするする読めた。 たぶん彼女の文章の人とか食べ物の瑞々しさ、または生々しさが私にとっては過多なんだけどこの物語は清涼感の方が強かった。 旬の植物やら食物に触れて良い形で取り入れていくのってヘルシーだしすごく健全な力がある。そうやって日々を回していくのに憧れもある。それらの描写は対比として置かれていて、むしろ本題は人の欲の生々しさと嫌なところなんだろうけど。 まあ本音としては人の世のごたごたは実生活でお腹いっぱいで、物語の中ぐらい、それ以外のものな見たいってそれだけだと思う




カナデ@mochima32026年1月21日読み終わったたぶん何度か読み返すと思う。好きな一冊になりました。心の傷(の具合)の描写がとても痛々しかったけれど…少しずつ回復してゆく物語だった。一香さんはもしかしたら、朔さんにとって外の世界につながる通路のような存在になるのかな…などと思いました。


ぺと@peto2026年1月21日読み終わった☆☆☆☆☆静かでゆったりした時間の中で様々な香りを楽しめる作品。 この物語では姿を持たない「香り」によって人々が大きな影響を受ける様子が描かれる。これまであまり意識したことはなかったが物語の中だけではなく実際に人は香りによって心も体も変化するし、救われることもあれば身を滅ぼすこともあるのだろうと感じた。なぜかわからないが読んでるだけで自分の周りがスッとする気がするのはどこかで物語にでてくる香りに出会ったことがあるからかもしれない。 最後の30ページくらいはページを捲る手が重かったが終わり方も静かでとても好きでした。

カナデ@mochima32026年1月21日読み終わった読み終えたけれど、まだ余韻に浸ってしまう。一香さんが洋館で料理をしたりお茶を淹れたり掃除をしたりハーブを摘んだりする場面が、とても好きだと思った。生活を整えることは、生きることを整えることなのかな。 そおいえば先に読んだ『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』の作中でも、陶子さんが丁寧に掃除をしていたなあ。


カナデ@mochima32026年1月20日読んでるのほほんと読んでいたら(第二章)ビックリした。フンワリとした雰囲気のお話かと思ったら違った… 人の本質のようなもの、心の奥底まですくい上げた(さらった)全てが匂いをとおして露わになる。色んなことが露わになることは、幸福を運んでくれるとは限らないよね…などと思う。




のし@readsnoshi2026年1月20日読み終わったその場の音や空気の流れ、息づかいや香りまで伝わってくる静かな文章で、集中して読みました。 愛着や執着をこえた先に自ら作りだす未来があると信じて。



カナデ@mochima32026年1月19日読んでる2章の「Floral Note」の初めまで読み進みました。一香が朝食を作って食べている途中で新城さんがやって来ました。 不思議な空気感のお話だなぁ。ソリフロールという言葉は初めて耳にしました。植物が好きなので読んでいて嬉しい。

あおたむ@aooimmo2026年1月14日読み終わった【ネタバレ 感想】 紳士的で物静かでずっと穏やかな朔さんが所々タメ口になるのがすごくよかったです。 でもそこ以外は、特に盛り上がりもなく、平坦な感じだった。 一香と朔がお互いの傷を見せ合った時も、朔のリアクションとしては薄かったし展開も広がらなかった。 でも最後の結末は、結局また親交が戻って良かったとは思った。 特に可もなく不可もなくなお話でした。



- 1000@1000ml2026年1月11日読み終わった友達が私に選んでくれた本 最後の解説に小川洋子さんの文章があり、美しい文章に美しい文章が寄せられているってなんて素敵なことだろうと思った。 繊細な美的センスを持った主人 その繊細さを守るためのたくさんのハウスルール 美しい住居と美しい食卓 その繊細さを守るための暗黙の了解を自ずと理解できる女性主人公、が出てくる小説がどうしても好きなのだよな。 そういった細やかな美的センスを理解できる側の人間になりたいという自分の欲のあらわれなのかもしれない。



のぞみ堂@nozomi_books2025年12月24日買った読み終わった手にした時、すでに素敵な香りがしていた。 千早茜先生の見事な調香によって描き出された美しい物語が私の手の中で香ることに喜びを感じました。 あまり慌てることなく続編である「赤い月の香り」に導かれたいと思います。 ラストシーンで一香がよくある出戻りを申し出なかったのが良かったです。 もう自分の人生を始められたから。だよね。




Yuri@yuririri682025年12月23日読み終わった香りをテーマにした小説 調香師の朔とひょんなことから事務兼家事手伝いとして働くことになった一香のストーリー 「香りは永遠に記憶される」 ただ表面的に香りを作っていく話じゃなくて一香の誰にも話せなかった過去の体験が最後香りに紐付いて向き合うところもよかった






- くまぽん@kumawahonyomu2025年12月20日読み終わった静謐、でも少しずつ動的になっていく人間模様 調香がテーマの本ながら、先生はやはり食べ物の表現が美味しそうだなぁ、食事も香りも通ずるところあるし総じて五感を研ぎ澄まされる


i@rk_rj2025年12月13日読み終わった香りがそこに存在するはずないのに、読み進めれば進めるほど香りが届くような小説だった 最初は爽やかなすぐに消えてしまいそうな香り 最後なウッディなしっとりとした重めの香りが。 心の中には森があるんですよ。奥深くに隠すうちに自分も道に迷ってしまうんです


あーち@88_aaachan2025年12月11日読み終わった元書店員の一香は、 調香師の事務員兼家政婦として 洋館で働くことになった。 香りは永遠に記憶される。 青と透明に彩られた香り。 遠くに閉じ込めた記憶。




香@odeur_03102025年10月2日買った読み終わった心に残る一節感想読書日記じゅうぶん読んだ★★★★★ 「香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶される。」 ページを捲るたびにどこからか香りがするような気がした。においがしないと分かっていても思わず本に顔をうずめてしまった。 洋館に訪れる人々が強く求める香りはどんなものだったのか、想像を掻き立てられる。 人にはだれしも、なにかに縋りたくなるほどの欲望を持っている。 誰にでもきっと、香りの引き出しというものがある。 それが開かれるのが偶然の人もいれば、朔のようにきっかけを作り出してしまう人もいる。 メンタルが落ち込み気味の私にとってはこの本が私の救いになった。香りという癒しを知るきっかけに。ついつい影響されハーブを育て始めてしまった🌿





はる@haru_reads2025年9月20日読み終わったバッドエンドでもなく、ハッピーエンドでもない物語。 ページをめくるたびに香りを感じるような、不思議な読書体験でした。 独特の雰囲気を纏った世界観に引き込まれて、ずっと浸っていたいと思うほど。 香りと食の描写がこれほど美しく丁寧なのは、この本の大きな魅力。 読了後には「私ならどんな香りを依頼するかな」と考えたり、 懐かしい香りをふと思い出す瞬間ってあるよな、と気づいたり。 思い出す香りって、どうしても切ない気持ちにしかならないのが不思議…。 香りについて深く考えることはこれまでなかったけれど、 その奥深さと、文章から嗅覚や味覚まで感じられることに、改めて言葉の力を思い知らされました。



紫嶋@09sjm2025年9月13日読み終わった借りてきたテーマとなる「香り」というものが持つパワー、魅力、奥深さを120%活かし尽くした物語だったと思う。 嗜好品としての香水やアロマに限定することなく、また調香師のお仕事系小説にとどまることなく、人間の人生・記憶・生活に否応なしに(良くも悪くも)寄り添い染み付く「香り」を主軸に展開していく物語は、とても読み応えがあった。 料理や生活用品に活用される健全で実用的な香りから、事件や嘘と結びつく後ろ向きな香りまで、作中ではさまざまな香りの描写が登場し、その都度文字の向こう側に漂う香りを想像という嗅覚で感じ取ろうと意識が働く。そんな読書体験もなかなかないため新鮮だった。 思えば香りとは、単にそれ自体のにおいというだけでなく、そこから連想される何かや個人の記憶にも深く結びついていて、その情報量は侮れないのだなと気付かされる。 登場人物たちのキャラ付けのバランスも非常に良かった。誰もが未熟と達観を抱えながら、自分の過去や感情と向き合っていると感じられる。ありがちな恋愛展開にもならず、この物語の彼らだからこその関係性にゆったりと着地したような読後感が心地よかった。




h.@32hitomi2025年8月28日読み終わった★★★★★ 色彩と香りに溢れていて読了後もずっと余韻に浸っていられる美しい文章。 “香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶される けれど、その永遠には誰も気づかない。そのひきだしとなる香りに再び出会うまでは。” 大切な人、大切な思い出を香りと共に永遠に記憶したいと思った。- のる@marienoelle2025年8月19日読み終わった香りの描写、料理の描写、垣間見える人の心の動きは好きだったけど、ストーリーの少女漫画ぽさが気になってしまい。自分が小説に求めるものとの乖離があってすっきりしなかった。面白かったけどね
苳@ortensia2025年8月18日買った読み終わったかつて読んだ再読。棚いっぱいに並ぶ夏の文庫のフェアを見ると、夏休みだ!という学生の頃の浮き足立つ程の喜びを呼び起こしてくれる。三社三様で棚を見ているだけで楽しい。 古い洋館に住む調香師とそこで勤務をすることになったある女性の話。食べものや植物の細やかな描写のある小説が好きだなと強く思う。続編も気になる。






草大福@yadokari152025年8月17日読み終わった前半はミステリ要素にドキドキし、後半はまた違ったドキドキがあり、とても面白かった。 古いけど手入れの行き届いた洋館、薬草畑、ハーブを使った料理、物語と絡みながら描写される様々な香り。浮世離れした雰囲気の朔さんと、主人公の一香の2人も良かったんだけど、源さんと新城がいてくれて、凄く読みやすかったなと思う。特に新城の好感度がだんだん上がって行くのが面白い。 中盤まではシリーズ化して欲しい!と思いながら読んでいたけど、最後の方の展開で「これは続編は無さそう……」と思った。ダメ元で検索したら続編が出てる!嬉しい!でも登場人物がちょっと違うのかしら。なににせよ気になるので読んでみる予定。


- nini♡@stay_with_nini222025年7月25日読み終わったナツイチで直感で選んだ『透明な夜の香り』 誰かにとっての日常の香りが他の誰かにとっては特別かもしれない。と考えさせられた。また香りは確かに存在するが目には見えないから奥が深いとなと感じた。
ゆいちゃん@yui__arm2025年7月21日読み終わった感想@ 自宅登場人物たちの心が、香りを通して、静かに静かに繋がっていくような物語。どこか歪で、でもとっても純粋な形。 とっても好みだった。ほかの作品も読んでみる!
あっかんべーわかめ@accanbe_wakame2025年7月19日読み終わった主人公の過去が今の自分と似ていて苦しくて堪らなくなった。私には彼を誇り高い優しい兄でいられるように我儘な妹を演じることしかできない。
はづき@stray_night2025年7月18日千早さんの作品は一文一文美しい。 読むことを止められない。 のめり込んでしまう。 美しい中にある残忍さがすき。 恋とか愛とか簡単な言葉で終わらせないところもよかった。 好きな本。 赤い月の香り、お願い早く文庫化してください🙇 本棚に綺麗に並べたい作品なの。 なんででもラストあの館で働くじゃなくて友達だったんだろ。雇用関係より友人の方が近いから??よくわからなかった。教えて欲しい。
N@r_is_for_read2025年7月7日読み終わったエアコンの音がうるさく感じるような、静謐な空気を持った物語だった。 ずっと読んでいたくて、でも続きは読みたくて。読了後のじんわり染み入る感動を味わいたいと思いつつ、もう読み返したくなっている自分がいる。



月の兎@tofusu2025年6月30日読み終わったずっと気になっていた1冊。 匂いを言葉にする、そんなことができるのかと思っていたけれど、本から香ってきているような感覚に陥った。 とても素敵な1冊でした。




marimo@marimo7012025年5月24日読み終わった無音の中で一気に読んでしまった。 隅々まで繊細な言葉で埋め尽くされ、様々な香りを、知り得ない香りも読んでいる時は鮮烈に感じられたような気がする。 久しぶりに舐めるように文字を追って読んだ。 解説が小川洋子さんなのも納得。




よぎ@yogietty2025年5月16日読み終わった最初の書き出しがねっちょり感があってあー苦手なやつかもーって思ったら、書き出しだけそうだっただけで最後まで読みやすくて面白かった。 登場人物もキャラ立ちもよいし関係値が変わっていく様だったり、ところどころ怖さというかひやっとしたり、心の中にズンッと重く感じるところもあって、好みの本だった〜。 語彙力も表現力もないので引用等はできないけど、「透明な夜の香り」ぴったりなタイトルだと思った。


みさき@_msp_2025年5月8日読み終わった心に残る一節私は朔さんの仕事部屋の棚に並ぶ香料瓶のようひなりたかった。洋室の一室で、朔さんの与えるたったひとつの香りを放ち、ガラス瓶に閉じ込められて、濁りのない透明な身体で朔さんの目にさらされていたい。このまま、ずっと。

背等体@yomotuhegui2025年4月6日読み終わった本当に瑞々しい香りのする本でした。 言葉の選び方が繊細で透き通っている。一つ一つ大切に読み進めようと思っていたのに一気読みしてしまった。 食事の描写も目に沁みる。 日々の暮らしでは絶対に真似できませんが……久々にハーブティーを飲みたくなった。 過去の傷については自ら語らないことが美しいと思ってしまうのですが、この人の前では隠し立てすることが無意味だからこそ語れて、傷を開示しあえて尚も湿っぽくない関係性になれること、とても良い関係性に思いました。ネタバレを避けての精一杯の表現。 洋館の関係者の関係、簡単な単語だけで表すのは憚られる。良い温度感。 続編?もあるようなので気になって買いました。 文庫化は待てませんでした。








ただのまめ@tadano_mame2025年4月3日買った書店で気になり、ここで感想見てみたら良さそうだったので購入。『香り』がテーマ…これは刺さりそう。 気になる作品が多すぎて積読増やしすぎたので、本格的に読む期間にしたい。
オハナ@flower_books2025年3月11日読み終わった200ページを越えてから、ここで読む手を止めるわけにはいかないと思った。本に嗅覚は必要ないのに、ページを捲るごとに立ち上る香りに魅了される。美しさにほんの少しの影がおちる文章は朔さんという天才であり孤独を知っている人間性そのものだと思う。そんな彼が真の孤独ではなく、どんなことも香りで気づく彼に新たな気づきを教えてくれる人たちがいる世界に、読後涙が流れました。







- 萌@macmac_03152025年3月9日読み終わった@ 自宅一香が名付ける声の色や空気の匂いが好きでした。タイトルの静謐さが散りばめられていながら、ラストでは暖かさや光を感じさせてくれるところも好きでした。続きがあるとどこかで見たことがある気がする…!読みたい



- 萌@macmac_03152025年3月8日読んでる@ 自宅第三章(Chypre Note) 美味しそうな食べもの、土、草、最高の香水 想像してお腹が空いたり、想像もつかなくて嗅いでみたくなったり、五感が不思議に刺激される ここにきて人物が少しずつ好きになってきた



- 萌@macmac_03152025年3月7日読み始めた@ COFFEE HALL くぐつ草気になっていた本。薄暗くて落ち着いた場所で読みたくて、くぐつ草へ。思ったよりも人がいて、暖かくざわついていたけれど、物語とカフェを行きつ戻りつできてちょうど良かった。 第二章(Top note、Floral noteという章の名前も美しい)まで読んだ。どしりとした洋館、人物の佇まいが立ち上がってくる文章で、とっても惹き込まれる。物語がどう進むのか、楽しみ






藤松@seu_ng162025年3月7日かつて読んだ普段特定の作家さんの本しか読まなかった私が、本屋さんであらすじを読み、惹かれて手にとった本。千早茜さんの作品との出会い。ここまで独占したい、人におすすめしたくないと思った本は初めてだった。 てかもう好きなわけ!恋しちゃってんの!朔さんに!!!

- はこ@hacochan2025年3月6日読み終わった正直女性作家なのに女性が碌な目に合ってなくて、あと女性に嫌悪的な描写が多くて、とってもしんどかった。 一香さんを朔さんが気に入った理由は「従順で感情の起伏が少ないから」だけど、それは彼女の心が壊れていたから。 朔さんと一香さんの関係性で言えば、罰の香りは「手放せることが愛」と言えるけれど、一香さんは忘れていたかったのに。今はまだ向き合えないから心を壊していたのかもしれないのに、香りの影響の強さを知りながら不意打ちで殴りつけるような行為はとても自分勝手。 仮に一香さんが罰を望んでいたとして、それを「自分は彼女に親愛を抱いているのであって、手放すことができる」ことを表すために使うのは違うのでは。 一香さんが準備ができていたか、これで向き合ってさらに壊れてしまわないか、匂いで朔さんにはわかっていたのかもしれないけど…。 それでも一般の人の世界では不意打ちで強烈なショック療法を素人が、いくつかの自分勝手も含めて断行することを好む人はいません。 なんか、、、執着とは自分のことしか考えていないこと、と作中で言っていたけど、「相手のためになるだろうから。執着ではないから、手放せると示すために。変化を見るのが怖いから」って理由は完全に朔側の都合だよね?執着とはまた違うけど、自分勝手なのは変わらなくない?
灯翠@gade_zephyr2025年3月6日読み始めた読み終わった@ 自宅2人の質量のある心はそのままに、だけど纏う香りはいっそう鮮やかに変わっていく素敵な物語。ページからやさしいやさしい植物たちの香りが広がってくるんじゃないかな、なんて思う。思いたい。 感覚に素直になりなさい、と背中を押してくれた物語でもある。
きいろ@yellowpetal2025年3月6日かつて読んだ大好き。今のところ最愛。 理解されにくい事情を抱えた大人の男女が、異性をというより人としてのお互いを、お互いのやり方で大切にしようとしているのがすごくいい。 ラストに向かう描写で「あーーーーーっ!!!」ってなった。続編の文庫化を待機中。 雰囲気の近い小説ほかにもないか探しているけど、なかなか見つかりません。



猫@mao10122025年3月5日かつて読んだ調香師の手伝いをすることになった主人公がそこにお客としてやってくる人々の感情に触れ、段々と人間らしくなっていく過程を描いている。 香りは永遠に記憶されるもので、その香りを通じてその人の本質を暴かれ、晒されていくという瞬間瞬間の描写の表現が巧みで、香りが本から漂ってくるような気持ちになった。
なこ@167otogi2024年12月4日かつて読んだ読了後、カモミールのハーブティーが飲みたくなった。 文章なのに色鮮やかに感じる香りの表現。それらを頭の中でどんな香りだろうと想像しながら読んでいくのが楽しかった。 本から香りがする、素敵な読書体験でした。
本の影@toge2024年11月9日読み終わった面白かった。気力のない主人公にはすぐ感情移入する。調香師という仕事は存在しても、このような業態は架空のものと思うのでそのあたりのファンタジー感も良い 当たり前が当たり前でない。優れているから幸せでもない。孤独と再生を押し付けず伝えてくれる。仕事に疲れた時にそっと手に取りたい一冊- 小夜@snowdrop_02020年4月24日かつて読んだお気に入り再読本手元に置いておきたい書店で見かけて、表紙が素敵だったこと、題名が好みだったこと、著者が、当時地元ローカルの、朝の番組で話題になっていたこと、何より、ぱらぱら開いて冒頭の文を読んだとき、絶対に面白いと思い、購入。 世界観がいい。 街から少し離れた森の洋館で調香師を生業とする小川朔。幼馴染で探偵、小川朔によく依頼人を連れてくる新城。調香に使うハーブなどを育てる洋館の敷地の庭で庭師をしている源さん。そこへアルバイトをすることになった一香。 といった、主要な人物たちも好きだ。 小川朔は、依頼人の話を聞きながら、記憶を呼び覚ます香水を的確に作る。 それによって、サスペンスが起きたり、ちょっと怖い。 様々な香りが出てきて、嗅いでみたいと思う。 1話完結のミステリードラマのように、読みすすめていたのだが、途中から、人嫌いの朔が、一香に対する独占欲のようなものを感じ取り、おや………?となる。 ふたりのペースで、関係が育まれたらいいなぁと、にまにましながら、本を閉じた。
マロンラテ@maronlatte1900年1月1日読み終わったかつて読んだ感想「社会に疲れた主人公」がひょんなことから偶然「不思議な店や人」に出会って「不思議な力」に癒される話多いな、現代人は疲れてんのかなと斜に構えつつ読んだ。 正直源さん以外の方々はよく分からず、キャラクターは愛せなかった。 ただ驚いたのは、あとがきを読んでから。あとがきを読むまで、私は「言葉で形容しにくい香り」の話を違和感なく読み終えたことに気が付かなかった。 二度目読む機会があれば、そんなことを意識しながら細部まで読めたら、とは思う。
むー@mutant_7771900年1月1日かつて読んだ面白かった。文藝誌で千早さんの犬が出てくる話を読んで、他の作品も気になり、この本を読んだ。千早さん(の作品)自体がかなり好きになった。登場人物割とみんな好きかも。
くまごろう📚@kumagoro1900年1月1日読み終わった1日で読みきった。 世界観が群青色で、とても好みだった。 重厚感というのかもしれない。 でもものすごく読みやすくて、ミステリー要素もあるから単純にめちゃくちゃ面白い。 朔が常に「私は私、あなたはあなた」っていうスタンスで、でも一花に対してはやや自分と一体であることを求めているように見受けられて、その不完全さが好きだった。 そして最後まで読んでの感想… できたての傷は絆創膏でもなんでも貼ってできる限り守ってあげた方がいいけど、ずっとそのまんまにしてたら治るものも治らないし、治ってることにも気かない。気付かないとずっと痛いような気がして、ずっと触らない。だから、エイヤって剥がすキッカケが要る。 キッカケを外から与える方法は色々あるけど、大きな傷であればあるほど衝撃が必要なのかもしれない。 そのキッカケをあげること自体がどデカい愛情だなと感じた。



























































































































































































































































































































