
あけいろ
@ake1r0
2025年9月1日
栞と嘘の季節
米澤穂信
読み終わった
借りてきた
「本と鍵」が面白かったからまた借りてみたけれど、続いていないようでいて、ちゃんと続いている。前巻を忘れる前に読んでよかった。瀬野を交えたトリオで学校に広がる栞と毒と噂に立ち向かっていく構図に、少しワクワクしたが、話がどんどんきな臭くなっていくところに米澤穂信みを感じた。青春物語と思ってはいけないね。堀川視点だけで、読者をも騙してくる嘘や伏線の散りばめられ方に、あとからびっくりする。それが快感。私が感じた違和感、これで全部回収されたんだろかという疑問もある中、気づけば読み終わっていた。



あけいろ
@ake1r0
p185
「何があっても、誰にどんなことをされても、お前が生きていられるのはわたしが生かしてやっているからなんだと思うために、わたしたちは切り札を持たなきゃいけなかった」
p350
「何があっても、誰にどんなことをされても、お前が生きていられるのはわたしが生かしてやっているからなんだと思うため、どんなに弱いわたしたちにも、切り札を」
最初にこの言葉を聞いたとき、力強さを感じて、いい言葉だなと留めておいた。まさか物語の終盤、重要な局面でまた登場するとは思わなかった。おかげで感じ方がまた変わった。