バックナックル "死にたくなったら電話して (..." 2026年5月14日

死にたくなったら電話して (河出文庫)
夜中に起きて、眠れなかったので読了。 夜中にふさわしい、厭世と破滅が描かれた美しい一冊だった。 いわゆるエンタメ小説では決してなく、結末も賛否が分かれるものだろうが、個人的にはかなり好きだった。 作品を通して描かれる露悪的な厭世観は、まさに社会への呪詛だ。あいつもクソ、こいつもクソ、この社会、いやこの世界自体がクソだ、という強い怨嗟を感じる。 この生々しい呪詛に、時に共感し、時に首を傾げながら読み進めてしまった。独特な魅力のある一冊。
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