岸見しき "##NAME##" 2026年5月14日

##NAME##
##NAME##
児玉雨子
2時間くらいで一気に読了。ジュニアアイドルの世界は未知のものだったので、若干つっかえながら読み始めたけれど、現場の雰囲気が想像できるようになってからは早かった。 「児童に対する性的な視線」を主たる問題として、元ジュニアアイドル(不人気)の主人公と「名前」との関係を、事務所内では人気の友達(?)と、夢小説を引き合いに出しながら描いていく作品。親から子への自己投影、児童を性的に演出する大人たち、消費者たち、同級生の心ない言葉、正義ヅラをした部外者……人間のなんか嫌ぁな感じが澱のように腹の底に溜まってくる。当事者の女の子たちを、ただ被害者、可哀想な子としてラベリングするのも違うし、でもそこにたしかにいる被害者を見て見ぬふりするのも違うし…と始終モニョモニョしっぱなし。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved