
食いしん坊ちぇりぃ
@yummyyummycherry
2026年5月14日
移動と階級
伊藤将人
読み終わった
移動資本 mobility capitalという概念をこの本を通じて初めて知った🚗🚌🚛🚃🚄✈️
過去に会話の中で相手を怒らせてしまった経験があって、その理由がこれまでわからなかったんだけど、この本を読んでモヤが晴れたように一気にクリアになった。おそらく移動資本の違いで移動可能性が変動することについて私が理解できていなかったせいで無神経な発言をして、相手は相手でなんで自分がカチンとくるのか説明することはできず…って感じでただただ不可解だと思ってたのよね😅
この著者の方の文章構成がね、抽象的なまとめを先に言ってから具体に入っていくカタチなんだけど、これは読む人を選ぶ構成だなーという気がした。私は少し具体的な話をキャッチ的に先出ししてもらう方が読みやすいと感じるタイプです🥹話がどこに誘われているのか、私の理解力だとすぐピンと来なくて、今何の話してるんだっけとなりがちだった。
**以下メモ**
【移動資本】
⚫︎移動は資本であり、所有・蓄積・活用するもの
⚫︎移動資本の2大ポイント
①過去の移動経験の蓄積
②将来の移動可能性や、今後、移動する価値があると判断したとき、再び移動できる能力は不均等
⚫︎移動資本には「移動しない」選択肢も含まれている
(p43から)
【移動による成功も失敗も自己責任ではない】
移動をめぐる機会と可能性は、ジェンダーや階級社会階層、国籍、エスニシティ、生まれ育った地域といったものに強く規定され、影響受ける。異動による成功も失敗も、決して“自己責任”ではないのだ。(中略)移動をめぐる自己責任や能力主義、生存者バイアスから抜け出すには、移動が困難であったり、自分とは移動をめぐる状況が異なったりする人がこの世界にいることへの想像力を働かせることが大切だ。(p122)
【移動格差を生んでいるもの】
社会階層や性別、どこに住んでいるか、どんな職業に就いているか、誰とともに暮らしているかなど、複雑に絡み合う要因によって、構造的に移動をめぐる格差や不平等がつくられていることが理解してもらえたはずだ。
そして、移動をめぐる格差や不平等をつくり、固定化している背景には、グローバル化、経済的な格差、不均等に拡大するデジタル化、競争の高まりと生産性の追求、自己責思考の強まり、依然として変わらない近代的な家族観や性別役割分業などがある。(p215)





