

食いしん坊ちぇりぃ
@yummyyummycherry
読み終わる本は読み始めた本のうち3冊に1冊。すぐ別の本に浮気します。
私はどうしたって私1人分の人生しか生きれないから、本を通じてちょっとでも他の視点からものが見られるようになりたい。
いつもゴハンは食べすぎているし、いつも本を買いすぎている。
- 2026年5月14日
移動と階級伊藤将人読み終わった移動資本 mobility capitalという概念をこの本を通じて初めて知った🚗🚌🚛🚃🚄✈️ 過去に会話の中で相手を怒らせてしまった経験があって、その理由がこれまでわからなかったんだけど、この本を読んでモヤが晴れたように一気にクリアになった。おそらく移動資本の違いで移動可能性が変動することについて私が理解できていなかったせいで無神経な発言をして、相手は相手でなんで自分がカチンとくるのか説明することはできず…って感じでただただ不可解だと思ってたのよね😅 この著者の方の文章構成がね、抽象的なまとめを先に言ってから具体に入っていくカタチなんだけど、これは読む人を選ぶ構成だなーという気がした。私は少し具体的な話をキャッチ的に先出ししてもらう方が読みやすいと感じるタイプです🥹話がどこに誘われているのか、私の理解力だとすぐピンと来なくて、今何の話してるんだっけとなりがちだった。 **以下メモ** 【移動資本】 ⚫︎移動は資本であり、所有・蓄積・活用するもの ⚫︎移動資本の2大ポイント ①過去の移動経験の蓄積 ②将来の移動可能性や、今後、移動する価値があると判断したとき、再び移動できる能力は不均等 ⚫︎移動資本には「移動しない」選択肢も含まれている (p43から) 【移動による成功も失敗も自己責任ではない】 移動をめぐる機会と可能性は、ジェンダーや階級社会階層、国籍、エスニシティ、生まれ育った地域といったものに強く規定され、影響受ける。異動による成功も失敗も、決して“自己責任”ではないのだ。(中略)移動をめぐる自己責任や能力主義、生存者バイアスから抜け出すには、移動が困難であったり、自分とは移動をめぐる状況が異なったりする人がこの世界にいることへの想像力を働かせることが大切だ。(p122) 【移動格差を生んでいるもの】 社会階層や性別、どこに住んでいるか、どんな職業に就いているか、誰とともに暮らしているかなど、複雑に絡み合う要因によって、構造的に移動をめぐる格差や不平等がつくられていることが理解してもらえたはずだ。 そして、移動をめぐる格差や不平等をつくり、固定化している背景には、グローバル化、経済的な格差、不均等に拡大するデジタル化、競争の高まりと生産性の追求、自己責思考の強まり、依然として変わらない近代的な家族観や性別役割分業などがある。(p215) - 2026年4月29日
- 2026年4月26日
私が間違っているかもしれないナビッド・モディリ,キャロライン・バンクラー,ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド,児島修ちょっと開いたKindleでDLしてること言ってなかったら、どこかで推薦されてて気になったからと夫が日本語版を今日買って帰って来た📕奇遇。児童書は英語/日本語両方持っている本が割とあるけど、大人の本で同じ本の言語違いが家にあるのは初めてかも。 日本語だとどんな印象かなーと、読み終わったところをパラパラ見たんだけど、なぜか日本語になると説教くさく感じちゃう不思議。英語版は語りかけて来る印象だから、日本語訳も口語体だったらすんなり入ったかもしれないと思った。原文にはあたれないから元のニュアンスはわからないんだけどね。訳文それぞれ違う味わいがあり面白い。 **以下半分ちょっと読んだ時点の感想** なんかさー、自分が絶対に正しいと確信を持っている人なんてそもそもいなくない?と思うの。間違ってるかもって思いは大抵頭の片隅にはあるのでは。これは日本人だからなのかな。西洋人はみんな確かに自信ありそうだもんな。 正しいかどうか、間違っているかどうかは分からないけど、現代社会を生きていくためには選択や決断を積み重ねる必要があって、決断するにあたって自分自身がブレないように判断基準を腹落ちさせて、その結果の責任を取ったり、違ったな間違えたなと思ったら調整していくことしかできないわけじゃん? 周囲の人をありのままに受け入れられる寛容な心とか、正しさに固執しないこととか、そのために瞑想が良いよってのはわかったけど、じゃあ子育てや人材育成の現場での導き方とかさ、パートナーシップで意見の相違があった時に、どう現実世界で折り合いをつけていくのかみたいな話はこのあと出て来るんですかね、ずっとこの調子ですか?というキモチ。誰よりも寛容でそれを実践してるのは森の坊さんじゃなくて托鉢でごはんくれるタイの農村の人たちじゃね?とか思っちゃったよ。 何言ってんだ、わかったと思うな、自分はまだまだわかってないと思う心が大事、瞑想しとけ、って言われちゃうかしら🤭 **4月28日読了** 読んでいるうちに「前提としている精神性が違うな」と感じて、途中から西洋人が体験した僧侶生活体験記として興味深く読んだ。 本の中に出てくる仏教/儒教/東洋哲学的にルーツを持つマインドって、日本人だと既に部分的にでもインストールされている気がする。 タイトルになっているmagic mantraとして紹介されるI maybe wrongも、常識や当たり前を疑うこととか、新しい視点でものをみようとすることについて説かれているのかと思ってたら、人と摩擦が生じたときに唱える言葉として出てくるのでズコーとなるというか。日本でもビジネスでは摩擦を恐れず合理的に物事を進めるシーンも勿論あるけど、ベースとしては聖徳太子の時代から続く「和をもって貴しとなす」精神が国民的に根付いているわけで、衝突回避優先でまわりと協調して物事進めていくカルチャーだからさ。。。そうすると日本においてはI could be rightくらいの逆張りマインドが推奨された方が良い気もした。 ビョルン氏に対して厳しい戒律を守り修行を重ねた末に悟りきった高潔な僧みたいな勝手なイメージを抱いていたけど、かなり人間らしい人物で、寛容であることや許すことを説いている割にSNSで寄せられた意に沿わないアドバイスに怒ったり毒づいたりしていて、そこは親しみを感じた🤭 ふむふむ、へぇーとおもったところは洋書投稿の方で引用しています。
- 2026年4月25日
I May Be Wrong: The Sunday Times Bestseller (English Edition)Lindeblad,Björn NatthikoKindle読んでる合理性を考えることとか、思考することを無条件に是としていたけど、思考を手放すことの重要性が説かれていて興味深い。 タイトルがグサっとくる。 瞑想とかマインドフルネスとかなんか定期的に流行るよね〜笑…と斜めに構えた視線を向けていたものがホントに大事っぽいのか…?と考えが転換しそうになってる。 •We all have the ability to let go of our thoughts, to choose where we direct our attention, how long we allow our attention to linger on things that cause us harm. You do, too. Sometimes, you just need a bit of practice. Because when we ignore or completely lose interest in that ability, we end up at the mercy of ingrained, automated behaviours, views and patterns. They have us on a lead, so to speak. And so we keep trudging round and round the same track. That’s not freedom. That’s not dignity. →ずっと思考が止まない状態は自由も尊厳もない…?そうなの!? •One of the reasons I like being with people who have begun their inward journey is that they‘be just discovered the chaos in their brains and have therefore created some distance between themselves and their thoughts. Inevitably, this makes them humbler. →確かに傲慢である自覚は少しある…humblerになりたい •Regardless of who we are, where we come from and what our history is, we tend to have a lot in common in terms of our inner workings. By admitting that and shining a light on it, we make it easier to stop pretending we’re on top of everything. →人の心はみんないっしょ、ね。これはアチコチで暮らして体験的にもわかる感覚かも。 •We’re shaped by how we were raised, what we’ve experienced, what we came into this world with, our culture, our life situation and the messages we encounter on our journey. We don’t choose our thoughts. We don’t control the shape they take….We can only choose whether or not to believe it. → 私の思考は自分発ではないということか、、 まぁ言われてみたらそうかも色んな要因によって形成されているんだね。I have totally been believing it all these years😇 とりあえずKindleで25%まで読んだ記録。 **4月27日追記** •there’s more to us than just reason. We also have another way of reaching knowledge and making decisions. We have moments of inspiration. Buddhists call this wisdom. And they see a clear link between meditation and wisdom. →意思決定は理屈以外のものもベースに下せるという論。インスピレーション、それはなんとなくわかる。それが瞑想を通じて得られるということ…?瞑想、してみる? •If we want access to a higher wisdom, we have to let go of some of our convictions and become more comfortable with not knowing. Thinking that we know is often a big problem. Knowing you don’t know is hardly ever a big problem. →わかってるって思わない方が良いってことね、もうそろそろそれはいいよ。わかったよ、知ってるよって感じになってきたよ←わかってないことをわかってない笑 54%まで読了。お腹いっぱいになって来たけど、まだ半分ある😂 **4月28日読了** タイを離れてからはビョルンさんのライフストーリー感が強くなり、引用記録しておきたいところはなかったな。 (『I May Be Wrong: The Sunday Times Bestseller (English Edition)』(Björn Natthiko Lindeblad 著) - 2026年4月15日
春にして君を離れアガサ・クリスティ,アガサ・クリスティー,中村妙子読んでる図書館で借りた図書館で見かけて春なので手に取ってみた。認識のズレ?認知の歪み?を見せつけられて面白いんだけど、主役の属性が母親っていうところで自己投影しそうになって辛い😇 ジョーンが大切にしている世間体とか外聞のようなものと、家族が求めている個人の幸せの希求と、どちらを選ぶかは優先順位の違いでしかない気がした。だけど、最大の問題は家族の想いと自己イメージのギャップの凄まじい大きさで、何がそれを生じさせているのか興味深いなと思った。 ロドニーがエイブリルに「結婚とは」と諭して行くくだりのところは、さすがにジョーンもこれで自分の立ち位置を理解しないというのは不自然過ぎないかと突っ込んでしまった。でもジョーンは幸せそうで羨ましい。 この翻訳になっているということは原文の言い回しはこんな感じかなぁ、と想像しながら読み進め、読み終わったら原書も読もうかなと思ってる。 **4月16日追記** 砂漠で覚醒したと思ったらpoor little Joanに戻って物語が終わった😇ナニコレ おもしろ 家族に守られ、なんだかんだ幸せそう 音声配信でこの本について話しています#31(link in bio) - 2026年4月9日
かちかちやま松谷みよ子読み終わった次男とお散歩中に『かちかちやま』の話になり、なんかやたらと残虐な話だった気がするけど詳しい内容は忘れたなぁ、となり図書館で借りてきた。 寝る前のこどもに絵本を読んであげるなんて何年ぶりだろうと懐かしく思いつつ久しぶりに読み聞かせたんだけど、1番衝撃的だったパートは描かれてなかった気がして…。調べてみたら、【たぬきがおばあさんを撲殺したあと、何も知らないおじいさんにばばあ汁にしたおばあさんを食べさせた】という描写がこの絵本からは抜けていたの。確かにね、絵本だしね、流石にね😇でもこの絵本、挿絵が激しかったわ。 ちなみに『かちかちやま』を読む前に息子が読んでいたのは『九龍城砦外伝信一伝』でした📕
- 2026年4月8日
ちょっと開いたテキストに出てきた内田樹氏の文章を読んだ長男が他のも読んでみたいというので図書館で借りてきた。 知識人の言説をバッサリ切る小気味良さで読み進めちゃえる気もするけど、これ中学生が理解できるのかな🫨読解問題ずいぶん難しいの読んでるんだな。。。 民族誌的奇習という言葉が印象的だったのでそのくだりをメモ: たぶんそれは「よく分からない」ことについても「よく分からない」と言ってはいけないと、彼らが教え込まれているからである。「よく分からない」と言うやつは知性に知けているとみなしてよいと、教え込まれているからである。 反対側から言えば、ある種の知的努力さえすれば、どんな複雑な紛争についても、その理非曲直をきっぱりと判定できるような俯瞰的視点に達しうる、と彼らはじている。だからこそ、どんな問題についてもつねに「きっぱりした」態度をとることが強く推奨されるのである。アメリカではそれは十分な「知的努力」を行ったことのしるしであり、そうすれば「賢く」みえるということをみんな知っているからである。 これは私に言わせれば、かなり特異な信憑の形態である。民族誌的奇習と言ってもいい。こういうものを「グローバル・スタンダード」だと言い募る人に私はつよい不信の念を禁じ得ないものである。(p13) - 2026年4月7日
SPY×FAMILY 17遠藤達哉読み終わった買ったアレコレ本を手に取っても上手く読み進められず…春休みで子供達の対応時間が増え、本を読んだり映画を見たりにマインドを割くキャパがショートしてた。数週間仕事と育児しかできなかった。某新書じゃないけど、なぜ子供を世話していると本が読めなくなるのか状態だった。 リハビリには漫画。 17巻はドナちゃんが表紙。 オーセン教授の裏の顔気になるー! ビル6才いつも同じ角度の扱いだけど笑うー。 私も頑張ってるのでステラください。
- 2026年3月26日
読み終わった買った本屋さんでタイトルを見て「あ、わかる」と思わず手に取った。著者はドキュメンタリー映画『小学校〜それは小さな社会〜』の監督山崎エマさん。 ミックスルーツの方ならではのご苦労、とにかくみんなと同じになりたかったという切実さが身につまされた。 私自身、日英米3カ国にまたがって教育を受けてきたので、異なる教育システムを行き来する中で、直後に受けるカルチャーショックや、順応するための努力、環境に合わせて自分の性格も言動も七変化して色んなバージョンの自分がいること、たまに出すバージョンを間違えて失敗してそこからまた自分を抑えて進化していくというところなど、とても共感。 山崎さんは、日本の教育を変えるとしたら中学以降の教育課程で「個としてのあり方」を強化すべく見直したら良いのではと提言されていて、これは彼女自身が日本の小学校を経て中学からインターに行って両方の教育システムの「いいとこ取り」をしたと肯定的に捉えていることが背景にあるのかなぁ。英米の中高を経た私が子供を通じて初めて知る日本の公立中学の教育は小学校同様とても魅力的に感じているので、是非中学校にも足を踏み入れて知ってもらいたいなと思いました😊 **追記** 本の感想を音声配信しています#29 #30 (link in bio) - 2026年3月25日
平場の月朝倉かすみ読み終わった責任にとらわれ、正しさに縛られ、互いの人生に入り込みきれない2人の関係は「大人の恋愛」という言葉では表すことができない何か別のものを感じさせられた。 手に取った時はあっという間に読み終わりそうと思ったんだけど、ボリュームのわりに思いのほか時間がかかったなー。青砥と須藤の苗字呼び+羞恥心がまるでないかのようなあけすけないじり合いからは中学時代のフレッシュでドライな男女の友人関係を感じ、少しずつ関係性が深まっていく様子や、病の登場後も胸がじんわりあたたかくなるシーンもあって、“平場の幸せ”を感じた。でも、物語の冒頭で時間経過と共に須藤の死が近づいていくんだという結末がわかってるだけに読み進めるのを躊躇ってしまいちょこちょこしか読めないというあまり経験したことのない読書体験だった。 青砥はな、、須藤にとってはイイヒトなんだけど、時折差しこまれる妻との回想で本質的にイイヒトというわけでもない感じが出ていて、だからいまいち信用できないな…一過性の熱で気持ちが盛り上がっちゃっているだけなのでは…という視線を彼に送っていたら肝心なところを踏み外しちゃって、なんか名前の通りあおいんだなと思った。 須藤の方はと言うと、生き方と過去にギャップがありすぎて私の人生経験が足りていないからか、キャラクターの同一性に欠ける気がして、後半語られる自己嫌悪の話がすんなり入ってこなかった。一気読みしてたら雰囲気で行けた気もするんだけど。人間らしいってことなのかな…あんな振れ幅の大きな人生送る人もいるのかしらね。青砥側の目線の方が多い語りだったけど、「冷静と情熱のあいだ」みたいな感じで、両方の視点からで読めても面白い設定だったかも。 あと、「マチネの終わりに」を読んだ時も思ったんだけど、愛し合う2人がミスコミュニケーションですれ違うっていうのが大人の恋愛ものにはよく出てくる気がして、そうでもしないと別れの動機付けができないのかもしれないけど、なんかこうリアルの男女はもっと傷つけ合いながらも曝け出して話し合いを尽くしたりして泥々になる気もするから「実はこのクリティカルな情報が伝わっていなかったのです…!!」というカラクリはなんかお話感がそこで急に出ちゃって一気に目が覚めちゃう気がするの。 - 2026年3月17日
読み終わった藤田壮眞さんこの本を書いて、見えている世界をシェアしてくださって、本当にありがとう…うまく感想は出てこないけど一気に読み終えた今、ただただ感謝。 「あるとき自閉症のわたしが見る世界と、定型発達の人が見ている世界が違うと知った。確かに世界の軸がずれてしまっている感覚はある。だけど、みんなが思うほど大幅にはずれていないのだ。この絶妙に奇妙な風景を伝えたい。旅行に出掛けたら、その風景を誰かに見せたくなるように。見たことのない柄の猫に出会ったら、思わず写真を撮ってSNSに投稿してしまうみたいに。わたしの話は、そんな気持ちで公表している。」(p219) 本文のあとに筆者のお母様が書かれた文章はなぜか読みながら涙が止まらなかった。 - 2026年3月14日
1945年のクリスマス: 日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝ベアテ・シロタ・ゴードン読み終わった「一九四五年時点での連合軍総司令部の仕事は、おおざっぱに言うと、日本の軍事的な力を破壊して再び軍国主義化しないようにすることと、日本を民主主義国家として世界に通用する国に作り変えることの二つであった。民政局は、その後者の仕事をとりしきる立場にあった。」(p44) この民政局の一員だったベアテ・シロタ・ゴードンさんの自伝。内田舞さんの『ソーシャルジャスティス』で紹介されていて気になり読んでみた。 ベアテは日本国憲法のGHQ草案に女性と家庭の条文を書いた人物で、条文に込められた理念やGHQ内部事情が興味深い。でもそれ以上に、ファミリーヒストリーやピアニストの父に同行して5歳で来日してから10年間日本で暮らしていた少女時代の思い出話に惹きつけられた。最近よく聞く“家庭の文化資本”という言葉の具現が垣間見られて。彼女がかつて暮らしていたという赤坂の洋館は空襲でなくなってしまっているけど、神戸や横浜の異人館を昔眺めた時にどういう人がここに住んでいたのだろうかと頭に浮かんだ問いへの答えが書いてあるような気がする。読み途中の記録。 **追記:結局読むのをやめられず1日で終わった** この本の構成・文章化を担った平岡磨紀子さんの「あとがきにかえて」を読んで、他国の憲法と比べても日本国憲法は全条項のうち人権条項が占める割合が大きいことや、欧米諸国と比べても当時ベアテが書いた「男女平等」の条項が憲法に入っているのは相当進歩的だったことを知り、余計にこの一節が沁みた。 「とにかく、戦勝国の軍人が、支配する敗戦国の法律を、自分たちに都合よくつくるのだなどという傲慢な雰囲気はなかった。自分たちの理想国家をつくる、といった夢に夢中になっていた舞台だったような気がしている。」(p177) - 2026年3月12日
マカン・マラン古内一絵読み終わった語り口とマカン・マランの設定とシャールさんの魅力で物語に惹き込まれていった。私もシャールさんのお茶いただきたい。タイプはたぶん柳田と同じ(ヤダ🥹)だから、プーアール/ミント/大麦/もちきびでお願いしたいです。 4つの短編のうち、塔子やさくらパートのところは職場の女同士の分断について際立って解像度高くディテールが書き込まれていて、柳田や黒光ところはなんかサラッとしていて、これは作者が勤め人経験がある女性だからなのかしらと勝手に想像したり、、、男性の登場人物は反目していてもラストは関係性がカラッと良くなり終わってて、女性の方は決別したり諦めて割り切ったりの落ち付け方になってるところで、なんというか女の救いの無さをちょっと感じて、バランス〜とか思うなど。あと、フリガナがちょっと多過ぎです。 - 2026年3月6日
ランチ酒原田ひ香読んでる若い頃、泊まり明けの昼間はいつも飲めるお店を探して彷徨っていたので、食べものとお酒を口に入れた時の心が満たされる感じや幸せな気持ち、わ・か・るー!!と思いながら読んだ。 でも、なんだかリアルに想像できる食べ物や食事処とは対照的に主人公やまわりの登場人物の掴みどころのなさというかリアリティをうまく感じられないギャップがあるような印象も受けて、読むのがゆっくりになっちゃった。一人称の文体だと、その人のこと好きになれるか友達になりたいか興味を持てるかで読み進みやすさが変わるよね。 - 2026年2月27日
読み終わった借りたら手元に置きたくなったので買ったたまたま図書館で見かけて手に取って読み始めたら、思わずノートを取りたくなり借りた。日本語だとまだ馴染みのない概念が分かりやすい具体的な話とともに書かれていて学びが多い。 建設的な議論を阻害する側の心理操作や論理のねじれの種類、マイクロアグレッション、ラジカルアクセプタンスの辺りをノートにまとめた。アンテナに触れる引用を記録し始めるときりがないので、買ってハイライトした方が良いね。ポチ。 コロナ禍に自分では理解が及ばない分野について、著者の科学的な知見に基づく発信を判断材料にしていたのを思い出し、当時彼女に向けられていた誹謗中傷等をご本人がまさに“再評価(Reappraisal)”してこの本の上梓に繋がり、それを読んでまた学びが得られるなんて心から感謝したいなと思った。 ただ、タイトルと写真と肩書きの噛み合わせが手に取らせにくいというか、表紙のデザインが中身を読んだ人にだけ刺ささる作りになっていて、タイトルも何を読ませてくれる本なのかわかりにくく、初見の読者への惹きが弱いかなとは思った。これは著者というより出版社マターだろうけど、そこで損しちゃっててちょっと勿体無い気がした。 - 2026年2月20日
きのう何食べた?(25)よしながふみ読み終わった買った真似したいシロさんが食べ盛りの子供がいる家庭の苦労に思いを馳せてくれてる😭 ジルベール実家でごはん可愛い😍 らっきょうのタルタルソース私も好き🥺 父と息子のはずまないTV視聴時間😂 肉団子スープ🤤 シロさん「全俺が泣く…‼︎」って言ってる🤭 とりあえず今夜はカブのスープ真似しよ🍽️ - 2026年2月19日The Remains of the DayKazuo Ishiguro読み始めた一人称が…Because the only butler I know is Mr. Carson from Downton Abbey, my brain somehow cannot help but read this novel in his deep slow tone…It’s making me take more time than usual, so I really would like to stop but can’t😂 Even so, I’m glad I watched the whole series, which has educated me about butlers and maids. Stevens just left for his motoring trip, so there’s not much to say about this novel at the moment, but will see what his trip brings. **20th Feb** Having read below quote, I recalled my mother nodding to herself when we first visited rural area in UK. She said she had read passages from novels describing sceneries of Britain and had always wondered what it actually looks like and it seems like the pieces finally got together. “What I saw was principally field upon field rolling off into the far distance. The land rose and fell gently, and the fields were bordered by hedges and trees. There were dots in some of the distant fields which I assumed to be sheep.”(p25)
- 2026年2月17日
戸越銀座でつかまえて星野博美読んでる羨ましい家族全員なんの予定もない週末。 我が家で大人気の過ごし方は 元気なら戸越銀座での食べ歩き散歩で 疲れてたらスーパー銭湯。 わざわざ電車を乗り継いでまで行きたくなってしまうあの戸越銀座の出身だなんて!羨ましい!この本で書かれているのは戸越銀座での著者の自由な日々。払わなければならない代償も大きそうだけど、安定や計画性から離れ自由を尊ぶ生き方も羨ましい。同窓会のくだりが面白かった。ひねくれすぎてて。 同じ著者の『転がる香港に苔は生えない』を読んだ時も彼女の目に映る香港の街並みや、過ごした時代に羨ましさを超えて嫉妬したんだったな。 この本でも商店街でのお買い物のくだりで香港のこと思い出す記述があったので抜粋。 「これはなつかしい感覚だった。どこかで体験したことのある感覚だ。どこだったか……商店街を当てずっぽうに歩くうちに思い出した。 そうだ、香港や中国でだった。 香港や中国では、商人は無垢な消費者をだましてもよい、という暗黙の了解があった。何も言わなくてもだまされないのは、人脈の輪の内側にいる顔見知りの人間だけ。内輪の人間はいくらでも優遇するが、輪の外の人間はいくらでもだましてかまわない。消費者はだまされたくなかったら、長い年月をかけて人間関係を構築するか、あるいは選別眼を磨いて日々商人と闘うしかない。要は、だまされるほうが愚かなのだ。 私は物理的には故郷に戻ったけれど、現実にはアジアの見知らぬ土地へ移り住んだ旅行者と同じ立場なのだった。 母が構築した商店街での特権的立場は、長らくこの世界から離れてしまった私には世襲されない。どうしても優遇されたければ、これから腹をくくって二、三〇年はかけなければならないのだろう。」(p52) - 2026年2月15日
春のこわいもの川上未映子ちょっと開いた東欧史を読み進めることを投げ出して、こちらに浮気しようとしたけど失敗。 本音と言って良いのかわからないけど、そんなような何かが露骨に書き連ねられていて、ヒトの赤裸々な日記を盗み見ているような気分になり、あのゾクッとするほどに美しい川上さんからこの言葉が出て来ているんだと思うと頭の中がぐちゃぐちゃになる。 お天道様が出ているうちはなんだかうまく読み進められなかった。眠たいし、寝た方が良いのにダラダラと夜更かししている夜に、電球色の間接照明だけが灯る昏い部屋でひっそりと読みたい、そんな本だ。 - 2026年2月14日
一冊でわかる東欧史関眞興読んでる挫折するかも難しいだ、、だめだ、、、難しすぎる😱 去年このへんの本 『革命前夜』 『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』 『夜と霧』 を読んだときに、東欧の近代史、社会主義や人民民主主義について少し勉強してからもう一度読む方がより理解が深まりそうだなと思ったり。 「ポーリッシュポタリーとかチェコのガラスボタンとか東ドイツの古い植物図鑑とか、なんかとにかく東欧の雑貨にわけもなく惹かれるし」と思ったりして、てはじめにこの本どうかなと借りてみたものの、国も民族もそれぞれが辿る歴史もあまりにも複雑すぎて前半はほぼスキップしてしまった。第二次世界大戦以降だけでも、なんとか頑張って読み切りたい…。
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