704h "人間がいなくなった後の自然" 2026年5月14日

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@704h
2026年5月14日
人間がいなくなった後の自然
人間がいなくなった後の自然
カル・フリン,
木高恵子
著者は人間がいなくなった土地に赴いて、生態系にどのような変化があったか観察している。スコットランドのスウォナ島では、最後の住民が島を去る際に牛が放たれ野生化しているらしい。元々は原種の牛が人間によって長い年月をかけて家畜化されたわけだが、野生化したからといって原種に戻るわけではない。しかしたった三十年でもDNAに刻まれた野生で生きる能力を取り戻しつつある。著者はダーウィンのようだと思った。またはマンガ版の「風の谷のナウシカ」のようでもある。生き物は環境に合わせて常に変わり続ける。環境も変わり続ける。小さなことを観察することで、大きなことが見えてくる。いよいよ終盤で読み終わるのがちょっと惜しい。
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