
rs_specialsauce
@rs_specialsauce
2026年5月14日
奇跡のリンゴ
石川拓治
読み終わった
奇跡のリンゴ。
そう呼ばれるリンゴを育てる、青森のリンゴ農家の木村さんを描いた本です。
100%不可能と言われていた、無農薬でリンゴを育て上げた方です。
知性もあり、勉強熱心で、機器にも強い木村さんが、家族のために、そして家族も犠牲にして、村の方々にも見捨てられながらも、無農薬でのリンゴ農業に一心不乱に取り組みます。
すべてのリンゴ畑が枯れた後で、苦労して苦労して、命を捨てる覚悟もして、そして9年ぶりにリンゴの木に花が咲きほこった描写では、思わず涙が出てしまいます。
そこまでの苦労をしっかり長く描く本の構成も、読者にも苦労が伝わり、なかなかぐっときます。
頑張ったのは人ではなくてリンゴの木、主人公はリンゴの木だと、自然や農業の本質を伝えているようで、とても心に残る本でした。