舳野
@henomohe
2026年5月14日

青雷の光る秋
アン・クリーヴス
読み終わった
4部作の犯人に共通するのは同情すべき事情はあるが恐ろしいほどのエゴイストであること。
自分を守るためなら、自分の怒りをはらすためなら、子どもであろうが仲のよかった友人であろうが仕方なかったと殺す非情さ。
それでなくてもほぼ全員エゴイストで読んでいてそのリアルさに暗くなる。その中、ペレスとフランの恋は救いだったはずなのにこの巻の最後フランは犯人の兇刃に倒れる。しかもその時点で犯人は判明していて本当にただの無駄死にだった。そんなことってある!?
つまり四季を通し二人は出会い愛を育みゴールインの締めくくりに終わってしまう。
あまりに救いがなくて呆然としていたら、ペレスは今までの彼ではなくなったという一文。この四季は優しい聖職者のような彼が変わってしまう一年だったということか。
ジェーンもフランも殺される必要性はなかったし、アンジェラは正しく裁かれるべきだった。いや、一番悪いのはインパクトのある美女でうりたいがために、きちんと調査をしたおじさんをないがしろにしたマスコミ。


