
くりこ
@kurikomone
2026年5月15日
遺された者たちへ
マッテオ・B・ビアンキ,
関口英子
読み終わった
読み終わった。
自死遺族が見えている景色に潜り込んでしまえる本。読んでいる時に私もとても苦しくなってしまった。
本の後半に、同じくパートナーを自死で失った男性との恋愛で、喪失の痛みから回復していく様子が分かり少し救われた。痛みで打ちひしがれながら恋人とロンドンの旅行に行き、絶望と共に生きるのか?恋人と未来を生きるのか?と逡巡し後者を選ぶ著者の姿が心を打った。
p.238
「僕は彼の幸せを追い求めるあまり、自分にも幸せになる権利があっていいのだという事を忘れかけていた」
霊媒師、医師、カウンセリングと沢山の人に助けを求めたけど、結局彼の心の支えになったのは、同じ痛みを抱える当事者(自死したパートナーの子供、夫を亡くした女性、自死遺族グループのファシリテーター、今の恋人)だった。経験した者同士の交流が、新しい言葉を得ることに繋がるんだろうか。


