さくら🌸 "掬えば手には" 2026年5月15日

掬えば手には
掬えば手には
瀬尾まいこ
人の心を読める力を持つ主人公と、その主人公が唯一心を読むことができない常盤さん。しかし常盤さんからは、時々声が聞こえる。ファンタジックな設定だけど、そんな能力がなくても、人を思う気持ちが相手の心を理解することに繋がることもあるよなと思える、心温まる物語だった。 「自分ですら気づかないところで、誰かがぼくのことを見ているんだ。」(p.284) 主人公があまりにひたむきで応援したくなる。自分は平均的で何の取り柄もないと、どこか悟っているようだが、他人のために行動を起こせるのも才能だと思う。それに気づかせてくれる河野さんという存在も良かった。
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