
ロッタ
@rotta_yomu
2026年5月14日
春にして君を離れ
アガサ・クリスティ,
アガサ・クリスティー,
中村妙子
読み終わった
愛され続けている小説には理由がある。
ラストが素晴らしかった...!
ときどき、ああ、この小説はこの最後の一文のためにあるんだ…と思うことがあるけれど、
「春にして君を離れ」はまさにそれ。
自分自身を俯瞰して、じっくり見つめることのおそろしさ。積み重ねてきたものが間違っていたと気づいたときの絶望。
その絶望の落とし前をつけるのは、
夫でも、妻でも、子供でも、誰のせいでもなく、
どこまでも自分。自分なんだよね。
ジェーンの選択を、ロドニーの選択を、愚かな人間の愚かなそれだとわたしには笑い飛ばせなかった。
遅いなんてことはない。
絶対にないと、わたしはわたしに言い聞かせる。










