おみみ "島はぼくらと (講談社文庫)" 1900年1月1日

おみみ
おみみ
@omimi292510
1900年1月1日
島はぼくらと (講談社文庫)
辻村ワールドへの熱狂が冷めないうちに、ずっと積本として置いてあった一冊を手に取った。 『傲慢と善良』がダークな要素てんこもりだったぶん、みずみずしい青春小説に涙ぽろぽろ。 辻村さんが描く地方は閉塞感たっぷりの、なんとも息がしにくい物語のイメージだったけど、この小説は違う。 島で生きることに誇りを持っているし、みんな島を愛している。 でも誰だって、いつだって、お別れは寂しいもので、だからこそ「いってらっしゃい」「いってきます」という言葉に、思い出と未来を宿す力強さがある。 とある人物の登場で、新と同じく「えええ!」と叫んじゃったよ〜。 これがあるからやめられない、辻村ワールド。高校時代の思い出が蘇る一冊でした。
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