橋本吉央 "ナラティヴと共同性" 2026年5月16日

橋本吉央
橋本吉央
@yoshichiha
2026年5月16日
ナラティヴと共同性
価値や問題、病、あるいは能力といったものは、関係性の中に浮かび上がってくる、立ち上がってくるものであるというのが社会構成主義の考え方だが、その時に、例えば精神疾患のような慢性疾患をどのように見ていくか。そういった人の病、その人の問題として長く捉えられていたものをどう関係性の中に位置付けて考えるのかということを話している。 社会構成主義的な考え方では、まあナラティブアプローチなどもそれに該当するけれど、物語として自分のこれまでとこれからを捉えて、その物語を新しいものにしていくことで、回復に向かうみたいなことが言われていた。 しかし、それは結局のところ、そういった営みを個人ができるかどうかということに収束してしまう。それをギデンズの親密性とか、再帰的プロジェクトとしての自己みたいな概念も引いてきて説明している。 そうではなくて、オープンダイアローグのように、問題の当事者と思われている人だけではなく、関係している人みんなが対話をして、関係性の中にある問題について話していくことで、新しい共同性が作られる。それが関係性を良い形に回復させていく、そういう一連の流れを語っていた。面白かった。 AIと一緒に深掘りしがいのある本であった。
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