

橋本吉央
@yoshichiha
福島県に住んでおります。アラフォーです。アラフォーかあ。
本はまあまあ読むのですがプラクティカルなものばかりで、最近はもっと文学・哲学に触れたいなという気持ちです。
シェア型本屋の棚主もやっております。
- 2025年11月23日
テヘランのすてきな女金井真紀読み終わった世俗的なのか宗教的なのかいまいちよくわからなかったイランについて理解が深まった。 宗教法によって明らかに女性の権利が制限されており苦しんでいる人がたくさんいるというミクロな問題、国外に移住する人も多いが石油がたくさん取れるので国家としては外資を得やすく国民のニーズに向き合う必要性が低いというマクロな問題。 でも「自国内が嫌だから国外に行こうとすることを弾圧される」ということがないだけ、ある種現代においてまともラインを維持しているのだろうとも思ったりする。いや、国がそれを問題と思っていないだけかもしれないけど。 日本もイランとは微妙な関係だが、これからどうなっていくのか、興味深く思う。 同じように近代化≒世俗化路線をいってうまくいかなかったパフラヴィー朝とトルコ建国の構造の違いなどをChatGPTで調べたりして勉強になった。 そんな中で登場するインタビュイーの人たちの、一人ひとりの地に足のついた生活と想いを読んで、自分も自分のできることをしなければ、と思った。 - 2025年11月22日
- 2025年11月22日
キッチン常夜灯(1)長月天音読み終わったレストランお料理小説的な感じ。チェーンレストランの店長をしている主人公みもざが、キッチン常夜灯で過ごす時間を通して癒され、満たされ、自分自身の仕事とも向き合い方を変えていく様子はすっきりしていて良かった。 問題社員の永倉さんとの関係もテーマの一つとして描かれるが、難しい相手と向き合って関係性を作り直すということは大事でありつつ、やや簡単に行き過ぎな感じもする。 でもなんか素直に「こういうお店あったら素敵だなあ」と感じるようなお話ではあった。 - 2025年11月17日
言語化するための小説思考小川哲気になる読みたい - 2025年11月17日
キッチン常夜灯(1)長月天音読み始めた - 2025年11月14日
- 2025年11月11日
- 2025年11月9日
彼の左手は蛇中村文則読み終わった中村文則の、絶対的で強大な敵に対して、必ずしも正義ではな自分が葛藤しながら立ち向かおうとする、という構造がわかりやすく出ているような気がした。辛い過去があり、傷ついていて、反社会的に人を傷つけそうになったりしながら、強大な何かから抗う。だけど本当は何か希望のようなものを求めている。そういうメッセージのようなものが本作でも現れていたように思う。 そして相変わらず、自分的に、中村文則の文体はなぜか「引っ掛かりがある」感じで、気になってしまうのだよなあ。自分的な文章の流れのイメージと違うというか。うーむ。 - 2025年11月9日
菜食主義者きむふな,ハン・ガン買った@ ふねひきパーク - 2025年11月9日
- 2025年11月9日
国宝 上 青春篇吉田修一買った@ ふねひきパーク - 2025年11月9日
脱・筋トレ思考平尾剛読み終わった主にはスポーツの指導者向けという印象。筋トレで特定の筋肉を大きくするのではなく、全身の協調性みたいなものを大事にすること、感覚世界を探り続けて、それをどうにかこうにか言語化していくこと、の重要性をしっかり語っていた印象。 自分はスポーツはそんなにしないので、もう少し観念的・メタ的、社会批評的な「脱筋トレ」かと思っていたが、必ずしもそうではなかった。でも、例えば知識労働においても、筋トレのようにやったことと成果がわかりやすいことだけを考えるのではなく、感覚世界的に進めていること、例えばプロジェクトマネジメントやピープルマネジメント、リスクマネジメントなどは、同じように「コツの感覚をしっかり研ぎ澄ませて、言語化してノウハウとして伝えていく」ことが大事なのではないかな、と思ったりした。 - 2025年11月8日
- 2025年11月4日
- 2025年11月3日
- 2025年10月31日
- 2025年10月31日
仁義なき聖書と美術の世界架神恭介,池上英洋読み終わった絵画として取り上げられることの多い旧約聖書・新約聖書の有名エピソードを広島やくざ風に綴り直すというユニークな本。難しそうなものを、一風変わったアプローチでクスッと笑える感じにして敷居を下げるの、とても好き。 おそらく、宗教画、特に最初にカラヴァッジョが紹介されているので、そのダイナミックで迫真の雰囲気と、日本の劇画的なヤクザものを結びつけてイメージしたのかな、と想像した。 聖書のエピソードは、改めてみてみるとユダヤ民族の自意識の高さがありありと出ており、もちろん神話的なものなのでそりゃそうなのだけれど、やはり一神教の極端さを、キリスト教やイスラム教がこれだけ広まった現代だから普通に感じるけど、本当は結構極端だよな、と感じたりもした。 - 2025年10月31日
- 2025年10月29日
- 2025年10月28日
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