

橋本吉央
@yoshichiha
福島県に住んでおります。アラフォーです。アラフォーかあ。
本はまあまあ読むのですがプラクティカルなものばかりで、最近はもっと文学・哲学に触れたいなという気持ちです。
シェア型本屋の棚主もやっております。
- 2026年4月9日
- 2026年4月9日
LIFE和合亮一読み終わった綺麗に終わるかと思ったら、インデントが下がって、ちょっとずらしたような、不穏なような空気を出して終わるような詩がけっこうあって、そういうスタイルなのかなと思ったがちょっと受け取りづらい感じではあった。 チャッピー曰く、単純に完結して余韻を残すのではなく、どことなく終わらない感じ、疑いのようなものを残すスタイルなのだそう。なるほどな。他の詩集も読んでみようかな。 - 2026年4月2日
AIにはない「思考力」の身につけ方今井むつみ読み終わった言語習得のプロセスの説明から入って、人間の推論の仕組みについて解説するという流れであった。わかりやすいが、それよりはもう少し「なにが人間独自で、AIとは異なるのか」ということの議論がなされるとよかったかなと思う。 AIが膨大な情報アーカイブを組み合わせて帰納的に推論しているのに比べて、人間のアブダクション推論や、経験・身体知からくる直観はそれとは異なるのだ、ということだと思うが、今井先生がAIの専門家ではないから、「AIではこう」という部分までは踏み込んでおらず、もう少し深い議論が知りたいなという感じ。きっとこれから世界でたくさんの議論が起こっていく分野であろう。 - 2026年4月2日
アジア・トイレ紀行内藤寛子,山田七絵読み終わった全体として、アジアより、中東やイスラム圏のほうが、水で洗い流すことが宗教的なしきたりとなっていて清潔な感じがあった。遊牧生活であり、一箇所に糞尿をまとめておくという慣習があまりなかったことも影響しているのかなと思う。 いっぽうでアジアは、人間の糞尿を豚のエサにしたり肥料にしたりということがいまも農村部ではずっと続いているのだなと思った。日本は国土が狭いから、田舎でもトイレは綺麗、あるいは肥料として活用する習慣はなくなっていると思うが、中国や東南アジアではまだそういう地域が残っているということなのだろう。 糞尿を肥料として自然の循環の中に入れていくというのは、まさに生態系として自然な営みだったのだろうなと思う。いまそうでないことを、自分個人としては嬉しいと言うか、それがいいなと思うけれども、文明化が自然のサイクルを壊したといえる部分でもあるということかな。 熊谷聡さんの「トイレと便所の違い」の持論は非常に読み応えのある名エッセイだった。こういう文章好きだし、書けるようになりたい気持ちがある。 - 2026年3月31日
新規事業の実践論麻生要一読み終わったとてもわかりやすい、新規事業の立ち上げ方についての解説本だった。 本人のやりたい気持ちは、顧客の課題が見える現場にいくことと、新規事業が起こっている現場をみることの2つの経験を重ねることで育てることができる。最初はWillが明確になくても大丈夫である、というのは、サラリーマンとして新規事業に取り組む人にとってもよい示唆なのではないか。 顧客のところに300回行け、というのはシンボリックなフレーズだが、それくらいユーザーのニーズを拾い続けることが大事、その過程でどんどん事業は変質していく。仮説検証のフェーズだけでなく、リリースした後でも、事業がピボットしていくのは全然ある。 顧客の声をどのように聞くか、というヒアリングのHowまでは書かれていなかった。そこまったらよかった。 - 2026年3月30日
AIに選ばれ、ファンに愛される。佐藤尚之読み終わったAIがプロダクトやブランドの情報を取得しやすいように、構造化されたサイト、情報公開のあり方が重要であるというのは、ファンベースの前にけっこう大事なことの気がする。 ファンを大事にすることで熱量の高いレビュー等がネット上に増えて、それがAIにレコメンドされる可能性を高める、というもの。よく考えるとこれはAI前の検索エンジンでもまあそれほど本質は変わらない。 ずらっと並んだ検索情報からゆっくり探す、というUXではなく、AIが選んだ数種類からしか選ばれなくなる、という厳しい前提がやはりあるので、本書の具体的なHowに限らず、アフターAIをよくよく考えないといけないだろうなと思う。 - 2026年3月24日
読み終わったとてもおもしろかった。転移という現象をとおして、ユーザー(クライエント)がカウンセラーを自分の人生の「問題の対象」と重ね合わせるということをとおして冒険のカウンセリングが進む、そのプロセスを、純粋に職業人としてのカウンセラーとして相対するだけではなくカウンセラー自身も冒険に巻き込まれていくような、そういう部分がすごいというか、真似できない感覚だった。まあ、そのように読み取ったが実際はそこまでカウンセラー側もプロセスに同化していないのかもしれないが。 でもとにかく、言ってみれば弁護士相談のように問題が完全に自分たちの外側にあるのではない、ユーザーの中、あるいはカウンセラーとの関係性の中で立ち現れてくる、とういう「関係性ありき」のところは非常に興味深いし自分の関心分野とも近い気がする。 カウンセリングの前提となる「心をどのように捉えているか」ということも非常によく体系だって整理されており、わかりやすかったし理解が深まった。 - 2026年3月14日
- 2026年3月7日
HARD THINGSベン・ホロウィッツ,小澤隆生,滑川海彦,滑川海彦、高橋信夫読み終わった前に読んだときは、途中で読むのをやめてしまって、その理由は覚えていないのだけれど、改めて読んだらふむふむと読めたところもあった。数字と客観性というよりは、確固たる個人の経験からということだが、言葉に力がある感じだった。 ITベンチャー的な組織体を前提としているところはあるので、自分たちにそのまま適用できるかはわからないなと思ったけれども、ここぞというときの気合を入れる言葉として良いかなと思った。 - 2026年2月26日
- 2026年2月25日
- 2026年2月23日
天国ではなく、どこかよそでレベッカ・ブラウン,柴田元幸読み終わったシニカルで不思議な短編集。抑圧された、弱い立場の苦しみのようなものを文体の中で表現しているように感じた。その中に悲しみが、言葉にはならないがあらわされているような。 - 2026年2月21日
- 2026年2月20日
一日の終わりの詩集長田弘読み終わった - 2026年2月19日
実務家ブランド論片山義丈読み終わったおもしろかった。別の本で読んだ「ブランドは、記号と知覚価値の結びつきである」という定義をより砕いてわかりやすくしたのが「生活者の頭の中に浮かんだ妄想」と。 タイトル通り、実務として広報やPR業務をする際におさえておくとよい本だと思う。 - 2026年2月13日
- 2026年2月13日
ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論千葉雅也,山内朋樹,瀬下翔太,読書猿読み終わったアウトライナーを使ってバーっと書き出すということがやはり大事なのだろうなと思った。 あとは最終的には、誰かに対して約束していて締め切りがあるということ。これが「書く」という行為のためには大事なのではないかと思う。自分の場合は。 - 2026年2月7日
真ん中の子どもたち温又柔読み終わった言語と血筋という二つの面から、若い登場人物たちのアイデンティティの苦しみを実直に描いている作品だと思った。 読んでいて共感ではなく発見的な気持ちの方がやっぱり大きかったことを感じて、自分がマジョリティ的なルーツの持ち方をしており、それによるアイデンティティに対する悩みを持たずに生きてきたということを、改めて実感。 琴子が自分なりの中国語の学び方をしていこうとする様子を見て、血筋は自分では変えられないけれど、言語、言葉については自分自身の意思を宿すことができる、というメッセージもあるのかなと受け取った。 きっと、同じように自分のルーツやアイデンティティに悩む人には、なんらかの形で助けになる小説なのではないかと思う。 - 2026年2月6日
- 2026年2月1日
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