
路傍のクロワッサン
@bear-jew
2026年5月16日
オデュッセイア 上(ホメロス)
ホメロス,
松平千秋
読み終わった
2016/9/11公開予定のクリストファー・ノーラン監督作『オデュッセイア』予習のために上下巻合わせて読了。
紀元前にまでさかのぼる"超"がつく古典なので、果たして楽しめるかしらと不安を抱きながら読み始めたわけですが、松平千秋氏の翻訳のお陰も相まってか読みやすく、意外にもスラスラと最後まで完走できました。
本当は(前日譚にあたる)『イリアス』を先に読んでおいた方が良かったっぽいですが、本書から入っても問題なく楽しめました。
いわゆる英雄譚(=ヒーローズ・ジャーニー)で、主人公が"行って、(何かを持ち)帰ってくる"物語な訳ですが、この物語形式の不変的な娯楽性の高さを確認できたのは読んで良かったところ。
昨今流行りの"舐めてた奴が実力者だった"的な要素もあったりとエンタメとして十分な読み応えがありますので、気になっているようでしたら読んでみるといいと思います(最後にはまさかの大殺戮パーティ!)。
堅忍不抜で智謀に富むと描写されるわりに、結構抜けてるところがあるオデュッセウス。
ひとつ目の巨人キュクロプスとの悶着は、ちょっと阿呆で笑えます。