
502
@502
2026年5月17日
ミトンとふびん
吉本ばなな
読み終わった
朝井リョウさんがおすすめしていた、というのをここで見かけて気になった作品。短編集なので読みやすかった。
身近な人間の死や別れといった深い悲しみから幸せに触れていく登場人物たちを見て、そういう前の向き方もあるよなと思い旅行に行きたくなった。と思ったら、あとがきでそう思ってもらえたら本望と綴られていて書き手の技術に脱帽した。男女の恋愛だけじゃないのがよかった。
『SIN SIN AND THE MOUSE』の男の愛の深みを語る一節が過去の自分の疑問への答え合わせのように思え、この一節に会うために出会ったと言っても過言ではない。『珊瑚のリング』も好き。ただ、読んでいて自分の両親や姉妹が亡くなっても泣けないだろうとも思った。
本を読まなかった時にSNSで見かけた一節があまりに魅力的で本を買ったことがあったが、今思うとそれも吉本ばななさんの作品だったなぁ。

