
ジクロロ
@jirowcrew
2026年5月17日

涙と聖者〈新装版〉
E.M.シオラン,
金井裕
読んでる
哲学者たちは冷静である。熱気は神の近くにしか存在しない。私たち人間の本性は、その内部にある一切のシベリア的なものゆえに、聖者たちを求めているのだ。
(p.60)
冷(醒)まさないためには、
焚べ続けなければならない。
放っておけば、熱はいつかは広がりのうちに消えてしまう。「情報」もまたしかり。
その熱の持続性に必要なものが、
聖者という「不可能性」であるということ。
しかしそれは「熱源」ではなく、
「熱気」にすぎないということ。
つまるところ「熱」とは生命そのものに過ぎず、
焚きつけるきっかけがなければ、
冷めたままであるということ。
燃え種は、嘘でも偽りでも構わない。ないよりも。
自分にとって、今、
聖者の位置を占めいているものは何か。

