
ジクロロ
@jirowcrew
2026年5月17日
デッドライン
千葉雅也
読み終わった
『千のプラトー』によれば、人間/動物という対立は、マジョリティ/マイノリティという対立を合意している。人間とは、支配的なマジョリティである。西洋の言語では、しばしば人間を表す単語は「男性」も意味する。人間の支配から逃れて動物になる。それがひとつ。そしてまた、男性の支配から逃れる「女性への生成変化」がある。それがもうひとつ。
人間=男性に対するマイノリティとしての、動物と女性。
「ドウルーズは、生成変化を言祝(ことほ)いだわけです」
(p.106)
自分にとっての「デッドライン」と、その線との現在の距離感を再考させられる。
誰にもなれないし
自分の普通をやる毎日
仲間外れじゃなくて
そこに居なかっただけ だろ?
(『大衆』 OMSB)
修論が進まない主人公に、
リリックが進まないOSMBの楽曲が重なる。
そのタイトルが『大衆』なのである。
マイノリティの不可能性は、
マジョリティに包含されてこそ
生きた可能性として生きる。
時間だけが過ぎていく。
そのラインは消えたりなくなったり、
たまにそれになってみたり。

