くろみつきなこ "コメディ映画で泣くきみと" 2026年5月17日

コメディ映画で泣くきみと
チアリーダーになると宣言する主婦、 その娘はプロムを開催すべく奮闘、 その女子高生が所属する部活の顧問は16歳になる直前に在日韓国人であることを知り… と、それぞれの悩みや葛藤の短編でありながら、登場人物たちは一冊通して繋がりがあり、脇役なんていないみんなが主人公な物語。 正直自分はプロム文化がなくてよかったと思う側の人間だから、プロムを開催しようと奮闘する葉月の言動にモヤモヤしてしまい、読み進めるのがしんどくもあったけど、美鈴のどれだけ手を尽くしてもこぼれ落ちる子はいるという考えにちゃんと最後まで読んでよかったと思えた。 本の紹介文には読めば元気になれるとあり、そこに期待して読んだが、ままならないこともあるし良くも悪くも思いもよらぬことが起きることもあるよね、としみじみするというか、元気になれることを期待して読むのはちょっと違うかも?と思った。 個人的にはbonus trackの暗くなるまでこの声をが好きで、これから先の2人の物語を知りたくなった。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved