
umi
@hontowatashi
2025年3月19日

星を掬う
町田そのこ
読み終わった
苦しくてページを閉じたり、涙で読めなかったり、久々に体力のいる読書だったけれど、読んでよかった。
寄り添うことがときに乱暴になることも覚えていたい、家族でも親子でも結局は違うひとりの人間同士で、それぞれの思いや考えがあって、でも全部理解し合えるわけがなくて。
いつだって「分かりたい」と「分かるわけない」の狭間でもがいてなんとなくの落としどころが固定化されていく。どうしたって複雑で難しくて怖い。それでも向き合って、自分の人生を自分のものにしていかなくちゃいけない。
星を掬うという表現が素敵だな、最後はあたたかくてよかった。