
poro
@poroporo
2026年5月17日
山椒魚
井伏鱒二
読み終わった
情景描写が分かりやすく、どんな視界なのか、どんな世界観なのかがよく伝わってくる。
穴の中の暗さ、穴の外の明るさ、その対比がまた自然に描かれている。
そして山椒魚の感情、囚われることの比喩が根底にあり、美しい。
他の物語も、情景描写が鮮やかな印象がある。読後、色鮮やかな景色を見た感覚が残る。目の前に、懐かしい日本の自然の風景があるように感じる。
解説にて、井伏鱒二は絵が好きで、学生の頃は画家になりたいとも言っていたそうだ。62歳には日本芸術院会員にもなっている。絵に関する感性も、文学作品として現れているのでは、と感じた。