7 "ことり" 2026年5月18日

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@351316g
2026年5月18日
ことり
ことり
小川洋子,
小川洋子(小説家)
小鳥の小父さんもお兄さんもはっきり言ってはぐれものだ。お兄さんは拘りが強く、他者と言葉を通わせることができない。だけど小父さんがそれを正しいことと認知しているから、お兄さんの世界は美しく静謐に見える。 私が小川洋子さんを大好きなのは、何らかの形で世界に適合できない人を、さもそれが当然だというように、淡々と美しく描写してくれるからだ。 小鳥の小父さんとお兄さんの世界は必要十分で、満たされていたと信じられる。辛い時期を経たあたのメジロとの生活も同じだ。それだけで心の内でもがく自分も既に満たされているような気になる。
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