ことり

65件の記録
- たな@tana_o2025年7月23日買った読み終わった感想読み進めるほどに、小父さんやお兄さんが世間一般からはどのように見られているのか、という事に目を向け始めてしまい、何とも言い表せないもやもやが心の中に漂った。 彼らの人生は無駄がなく、ピースは全てあるべき場所に収まっているのに、何かが欠落しているように思った。 美しい言葉で紡がれた物語は、心地よさと言い表せない不気味さを味わわせてくれる。 決して特別ではない毎日を生きる、どこかの誰かの人生がそこにあった。 1人の人生を心で感じられる…本ってすごいね。
- ピカリ@dlszubii2025年7月8日まだ読んでる半ばから一気に読み進みもう残り僅かなんだけれど、ふと冒頭に戻りはじまりを思い出した。そしてこの物語は一体何なんだろうと考えいて、小鳥のおじさんを思ってたら何か泣けてきた。
- ゆげの@hoochaa2025年6月24日買った読み終わった博士の愛した数式や猫を抱いて象と泳ぐとは少し色が違う小川洋子感だった 閉じられた環境で、内省、内省、美しい女性、内省、事件、生き物、外傷ってところからか、なんとなく村上春樹ぽい感じを受ける気もした。ここにいない1人の人を念頭に思い続けながら物語が進行していくところかしら
- Nerumi@tappuritappuri2025年4月6日かつて読んだ「ことり」、静かなる存在たちの大事な物語、そんなふうに思い出せる。静かに読んでいたら、終わりの方でびっくりした。急に動がなだれ込んでくるような。
- 森々@mori_hkz2025年3月15日読み終わった小川洋子作品の中で1番好きかもしれない。 静謐で温もりのある雰囲気が小川洋子作品の特徴だと思うんだけれど、その中でも不安定さが強く、物語の終わりまでに良いことは起きないんだろうなぁ……と漠然とした不安を抱く作品だった。
- 読みうたう食べる@book-me172025年3月14日読み終わった読書日記自分にしか理解できない言葉を話す兄を支え続けた弟の物語 兄の孤独 弟の孤独 母の孤独 父の孤独 たくさんの孤独と別れを経験した家での暮らしには小さな幸せも確かに存在していた 自分とはかけ離れているようでいて身につまされる 自分にとっての幸せや哀しみについて思いを巡らせる1冊でした